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「STaD×聖隷佐倉市民病」心筋梗塞の前兆のサインとは?!

2019/05/31

心筋梗塞の前兆のサインとは?!
       慢性心不全看護認定看護師 宍倉 亜希子

 近年、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や高血圧の患者さんの増加、超高齢化社会の到来によって、心不全の患者さんの数も増加の一途をたどっています。心不全はがんと同等あるいはそれ以上に重篤な疾患であり、心不全になってしまうと、息切れやむくみが起こって、だんだん悪くなり、生命を縮めてしまいます。
 心不全の原因の1つである心筋梗塞は、その40%が死に至る怖い病気です。しかし、病院にたどり着けば90%は助かるといわれています。そのため一刻も早く救急車を呼ぶことが重要です。しかも、心筋梗塞になった患者さんの50%は、数日から数週間前に前兆の胸部症状があります。その前兆を見逃さないことが大切です。
 このような前兆のサインがある時は、すぐに病院(循環器内科)を受診して検査を受けることが大切です。
 これからの夏の季節、血圧が高く、動脈硬化を起こしていると水分不足から血管が詰まりやすい状態になります。脱水にならないように、意識的に早めに水分を補給しましょう。また、家庭での血圧の測定を行って、血圧の変化にも注意していきましょう。

心筋梗塞の前兆のサイン
<症状> ●胸の痛み、圧迫感、しめつけ感 ●胸やけ ●腕・肩・歯・あごの痛み
<特徴> ●数分~10分程度で症状が完全に消失する ●繰り返すことが多い ●階段や歩行等で症状が出現・増悪することがある
 ※圧迫や体位、深呼吸によって症状が出現する場合や、一瞬~数秒で症状が消失する場合、前兆の可能性は低い。