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エリアトピックス

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Sucre Joie(シュクル・ジョア)國武喜代美さん

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Zoomアプリを活用したレッスンの様子

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アマビエのキット商品/Kooco(こっこ)

地域の作家たちの活動はいま。新たな試みに挑戦する作家を取材しました。

2020/05/29

 シュガーデコレーション教室「Sucre Joie」を主宰する國武喜代美さんは、印西市の自宅で毎週教室を開催していましたが、3月から対面レッスンを自粛。事態の収束が見えない中、新たに始めたのがオンラインレッスンです。コンサルティング業を営むご主人より以前からすすめられていたものの、パソコンの扱いに詳しくなく、新しいことを始めるにはエネルギーを必要とするため敬遠していましたが“今やらなければ新しい一歩は踏み出せない”と一念発起して挑戦! 4月からスタートさせました。
 5月11日のレッスンには沖縄と東京在住の3名が参加。千葉は朝に地震があり、沖縄は梅雨明けといった遠い土地のリアルな話題が飛び交います。この日は中級者向けの花絞りレッスンが行われ、参加者は國武さんの手元を映す映像を食い入るように見つめ、國武さんも各々の作業を真剣な眼差しで確認し、口金の角度やクリームのかたさなど、画面越しに随時アドバイスしていました。レッスンは約2時間半で終了。「楽しかった」、「イングリッシュローズの絞りが難しかった」などの感想とともにそれぞれのバラが咲き誇りました。オンラインレッスンは全国各地から申込みがあり、従来にない新たな広がりを見せています。また、対面でないため講師力が試され、自身のスキルアップにも繋がると國武さんは前向きです。今後は初心者向けレッスンも行っていきたいと目を輝かせていました。
 パソコンで緻密な模様を描くのは、プラバンアクセサリー作家のKoocoさん。イベントを中心に活動していましたが、3月中旬以降催事は全て中止。WEB販売が必然とされた頃に人気を集めたのが自分で作るプラバンキット商品です。Koocoさんのデザイン画に好きな色を塗って焼成するプラバン作りは、長い在宅時間を背景に需要が高まり、疫病退散の妖怪アマビエをモチーフにしたキットは1か月で約40個買い求められました。そんな中、制作手順を添えているものの購入者から「トースターから作品を取り出すタイミングがわからない」などの声が寄せられ、わかりやすく伝えようと動画撮影に踏み切ります。自撮り棒を購入、携帯カメラを固定する台は工夫を施し、映像編集は夜に子どもを寝かしつけながら行う日々です。四苦八苦しながらも、現在では工程ごとに作り方を動画で紹介するまでになりました。
 ネット販売が必然となる一方で、キット購入者は全員イベントでのワークショップ経験者であり、ふれあいながら楽しさを共有してくれた人との繋がりの大切さと有難みを実感しています。再び一緒にものづくりを楽しめる日が来ることを願いながら厳しい現実も踏まえ、作家仲間と励まし刺激し合い「私にはこれしかない」と自身のものづくりを極めていきます。
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【Sucre Joie(シュクル・ジョア)】
☎︎070-3112-8877
https://profile.ameba.jp/ameba/sucrejoie5
Instagram:sucrejoie

【Kooco(こっこ)】
☎︎090-2572-4307
https://minne.com/@kooco-kirari
Facebook:@kooco.kooco
Instagram:@kooco_kirari