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新型コロナウイルスの検査 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

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抗原定量検査を院内で実施しています

新型コロナウイルスの検査

2020/09/29

 新型コロナウイルスについて、毎日テレビなどで報道がされていますが、その中で『PCR検査』という言葉を聞いたことがあると思います。PCR検査は新型コロナウイルス感染を調べるための検査項目の1つです。新型コロナウイルスの検査については(1)PCR検査(2)抗原検査(3)抗体検査と大きく3つの種類があります。今回は、新型コロナウイルスの検査についてご紹介します。

(1) PCR検査
ウイルスの遺伝子を機械で増やして調べます。遺伝子には生物それぞれに特徴的な部分があるので、新型コロナウイルスに特徴的な部分を増やして調べることで、ウイルスがいるかどうかわかります。

(2) 抗原検査
ウイルスのたんぱく質(抗原)を調べます。新型コロナウイルスに特徴的な抗原があるか調べることで、ウイルスがいるかどうかわかります。
抗原があるかないかを調べる「定性検査」と抗原の量を調べる「定量検査」があります。
※聖隷佐倉市民病院では抗原定量検査を院内で実施しています

(3) 抗体検査
ウイルスに感染することにより体内で作られるたんぱく質(抗体)が血液の中にあるか調べます。感染してから数日から数か月後に体の中に抗体が作られるようになるので、抗体を調べることで過去に感染していたかどうかわかります。


新型コロナウイルスの検査は全ての医療機関でできるわけではありません。感染しないように行動することが大切ですが、万が一感染してしまったかもしれないと思ったら各自治体の保健所に電話で相談して、指示された医療機関を受診するようにしましょう。

検査科 臨床検査技師 木下 径