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STaD×聖隷佐倉市民病院「肩の痛みの予防や体操について」 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

STaD×聖隷佐倉市民病院「肩の痛みの予防や体操について」

2021/07/29

●肩こり *ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
首すじや首のつけ根から背中にかけて張り、凝り、痛み、頭痛、吐き気を伴う症状をきたします。肩こりに関係する筋肉は様々ですが、首の後ろから背中にかけての僧帽筋という幅広い筋肉が中心になると言われています。
【肩こりの原因】
猫背等の不良姿勢、筋肉への血流障害、運動不足、精神的ストレスなど様々な要因が関与していると言われています。
【肩こりの予防】
(1)同じ姿勢を長く続けない。
(2)蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。
(3)適度な運動や体操をする。
(4)入浴し身体を温め、リラックスする。
【肩こりの体操療法】
(1)マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)
(2)温熱療法(蒸しタオル、入浴などで筋緊張をやわらげる)
(3)運動療法(筋力強化)

肩こりストレッチ
【回 数】 20回×2セット
【方 法】 肩甲骨をゆっくり上下に動かす。
【注意点】 肩甲骨の動きを意識し、体は丸めない。 


●四十肩・五十肩 *ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
特に原因がなく発症し、痛みにより徐々に肩の動きが悪くなる疾患です。特徴として夜間痛をおこす場合があり、夜中にズキズキ痛み、眠れない程になることもあります。

痛みが強い時期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋力強化)などのリハビリを行います。痛みの強い時期や夜間痛を認めている時期に過度なストレッチや体操を実施すると症状を悪化させることがあるため、ストレッチや体操の強度を考慮し実施することが重要となります。

四十肩・五十肩ストレッチ
【回数】20~30秒×2セット
【方法】(1)腕を反対の手でつかむ
    (2)肩を伸ばす
    (3)肩の後ろに伸張感を感じるところで止める
【注意点】反動はつけない
     腕や手にしびれが出る場合は中止する

リハビリテーション室 理学療法士 小川侑男