酒々井町墨にある「しすい・ハーブガーデン」は、平成4年(1992)に開園。酒々井町が当時、国内では珍しかったハーブに着目し、ふるさと産品として普及させようと、「ハーブのまち・酒々井」のシンボルとして開設しました。現在は、町との協働で「特定非営利活動法人ハーブの丘」が、ガーデンの維持管理を担っています。
1,800m2の敷地には、世界各地のハーブが150種類以上植栽されており、初夏はフレンチラベンダーやチェリーセージ、オックスアイデイジーなどのハーブが花を咲かせ園内を彩ります。6月から8月にかけては、開園当初から植栽されているデイリリーが次々に開花。デイリリーは、その名の通り1日のみ咲くユリに似た花で、鉄分やビタミン類を豊富に含む食用花でもあることから、食材としても注目されています。「しすい・ハーブガーデン」では、10種類のデイリリーを誇り、オレンジや黄色、赤、ピンクなど、色とりどりのデイリリーが開花していく様は見応えがあります。
開園30周年を迎える今年は、園内にガゼボ(東屋)を新設。ガーデンの雰囲気に合った木製のガゼボは、地元業者だけでなく、町役場職員も施工にあたり、今年3月に着工し4月末に完成しました。休憩処や体験教室の場、また、インスタ映えスポットとしても活躍しそうです。そして、30周年を祝う記念イベントも企画しており、夏には子どもも楽しむことができるガーデンのカモミールを使った石鹸作り、10月には食文化研究家の北村光世さんを講師に迎え、講演会を開催する予定です。開園当初に開催した講演会に北村さんを迎えていることから、節目の年を飾るメインイベントの講師として再び迎える運びになりました。
酒々井町役場では、今後ハーブを使ったふるさと産品作りやカフェの営業再開を目指しており、園内整備の更なる充実をはかります。自らもガゼボの施工にあたった酒々井町役場経済環境課の中村吉宏副参事は、新しくできたガゼボでハーブの香りに包まれながら癒しの時間を過ごして欲しいと話します。
ガーデンでは、「特定非営利活動法人ハーブの丘」の会員が作業に汗を流しており、行政と民間が互いに強みを活かし協力し合うことで、ガーデンが充実していく様子が伺えました。
ウグイスやキジなど、野鳥の声が響く中、園内を彩るハーブの花々と香りを楽しみ、ガゼボに腰をおろして、憩いの時間を過ごしませんか。
【しすい・ハーブガーデン】
開園時間:10:00~16:00
休園日:月曜日
入園料:無料
所在地:印旛郡酒々井町墨1549-1
(問)しすい・ハーブガーデン TEL:043-496-4909
(問)酒々井町役場経済環境課商工観光班 TEL:043-496-1171
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チンカーベル(デイリリー)/カーリークイーン(デイリリー)
ガーデン作業にあたる会員