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市民公益活動団体紹介

市民公益活動団体紹介「NPO 法人LEVEN」vol.2 2008年8月 

2008/08/31

LEVENとはオランダ語で「人生」の意味。
順天堂大学さくらキャンパス蹴球部がNPOを発足、地域の子ども達とサッカーを通して、生きる力を育んでいます 。
LEVENの活動から順大生の奮闘ぶりをお伝えします。

「脚、前、右足、つま先、かかと、上!」掛け声に合わせてリズミカルに身体を動かしているのは、佐倉市立臼井南中学校蹴球部の生徒。先導しているのは、NPO法人LEVENメンバーであり、順天堂大学さくらキャンパス蹴球部の学生達です。
NPO法人LEVENは、蹴球部監督の吉村雅文さんが、学生と社会貢献したいとの思いから今年4月に発足。地域の子ども達とサッカーのトレーニングに汗を流しています。この日は、サッカービクスの指導で臼井南中学校を訪問。サッカービクスは、サッカーの動きを取り入れたエアロビクスで、試合や練習前のウォーミングアップに活用しています。学生が卒業論文で研究したことが始まりで、事前運動として徐々に心拍数をあげていく効果が期待されています。また、サッカーはチームワークが重要、皆で踊ることで団結力を高めます。ヘディング、フェイント、ステップなど、様々なサッカーの動きが軽快なリズムで盛り込まれており、約30分間の練習とはいえ中学生はバテ気味の様子。中には「お腹すいた〜」と声を上げる生徒もいました。一方、順大生は笑顔で指導。教員志望の彼らにとって、子ども達との触れ合いは、終始充実した時間です。「大人が子どもに教えるのとは違い、学生と子どもは距離感がなく、同じ目線で子ども達の中に入っていける。異年齢交流は互いが成長できる貴重な場です」と、その効果に吉村監督は自信を見せます。また学生にとっても、寮と大学を行き来するのみだった生活が、地域に足を踏み出したことで世界が広がり、子どもだけでなく普段なかなか接する機会のない目上の人とも交流が増え、変化ある実り多い日々を送るようになったと話します。
夏休みには合宿を行い、地域の子ども達と生活を共にしてサッカーのトレーニングを行うことを計画中。技術の向上は勿論、何より互いの心の成長が大きいLEVENの活動はスタートしたばかり!本来の子ども達の姿が失われつつある時代だからこそ、異世代交流でスポーツを通じてともに汗を流し「人生」の楽しさを体感していきます。

(問)NPO法人LEVEN
  代表 吉村さん
 090(3595)8156