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印西チャンネル「NPO法人ラーバン千葉ネットワーク」 2008年9月

2008/12/18

10月。印西市では恒例の「コスモス・里山まつり」が開催されます。イベント主催者であるNPO法人ラーバン千葉ネットワークを取材しました。
10月11日(土)12日(日)、牧の原公園で「第12回コスモス・里山まつり」が開催されます。コスモスは夏に市民が種を蒔いたもので、約200万本のコスモスが会場を彩ります。
NPO法人ラーバン千葉ネットワークは、田園(rural)と都市(urban)が共生する印西市で、里山の環境保全を通してまちづくりに取り組み、新旧住民の交流をはかろうと平成12年に発足しました。メンバーは旧町在住の自営業者、千葉ニュータウンの新住民、学生など約35名。理事を市内在住のナチュラリスト、ケビン・ショート氏が務め自然観察会の講師としても活躍しています。イベントだけでなく、市から委託を受けた「草深の森」の整備も行っています。竹の伐採や草刈で森が明るくなり、多様な生物が育まれる森の再生を体感。また、源頼政ゆかりの寺で知られる結縁寺の環境整備にも取り組んでおり、地元の声に応えて門前の荒地を大賀ハスの池に造り変えました。夏に淡いピンクの花が池を彩ると、寺と調和した景観美に喜びが込み上げます。9月28日は、年に一度の開帳日で国の重要文化財指定の銅造不動明王立像が御開帳となり、貴重な姿を拝観する事ができます。また、印西八景の一つに数えられている寺の彼岸花が見頃を迎え、朱に染まる秋の風景も楽しむ事ができます。
新設された公園では、湧き水利用の池を生物の宝庫、ビオトープに活用できないかと構想を膨らませています。
「水運で栄えた歴史ある木下河岸を始め、谷津田が広がる里山、利便性に富んだニュータウンなど印西市は全てが魅力」と語る理事長の鈴木均さん。里山の水系を歩くといった自然を活かしたイベントに参加して貰う事で、一人でも多くの人に自分の住むまちの魅力を感じ愛着を持って頂きたいと活動しています。印西市に生まれ育ち自然が好きだからこそ、日本の原風景ともいえる里山を土台としたまちづくりに奮闘中。
今秋、市の花であるコスモスが咲き誇る「コスモス・里山まつり」で、皆さんの活動の一端に触れてみませんか。

(問)NPO法人ラーバン千葉ネットワーク
   理事長 鈴木さん Tel0476(42)2986