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STaD×聖隷佐倉市民病院「難聴があると認知症になりやすい!?」 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

STaD×聖隷佐倉市民病院「難聴があると認知症になりやすい!?」

2020/11/27

 最近では、認知症予防について様々な情報を耳にすることが増えています。皆さんは難聴が認知症の危険因子だということをご存じですか?難聴になることで、外部からの情報や刺激が減り、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響するのです。また、難聴になることで、人とのコミュニケーションがうまくいかず、人と話す機会を避けるようになり、社会との繋がりが薄れてしまいます。このような社会からの孤立もまた認知症の危険因子となります。
 さらに、高齢者の約1割には耳垢による難聴があり、認知機能の低下にも影響があるという研究結果もあります。認知症かと思ったら、耳垢がたまっていて聴こえていないだけだった、なんてこともあります。最近聴こえづらいなと感じたり、身近な方でもしかしたらよく聴こえていないのかも、と感じることがあったら、まずは耳鼻科で診てもらいましょう。耳垢の除去や補聴器をつけるなど、難聴への対処が認知症予防にも繋がります!!難聴とうまく付き合い、人との交流や社会との繋がりなど、楽しみを持ちながら、認知症も予防していきましょう。

認知症看護認定看護師 橋本悠子