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第1回STaD健康チェック「人間ドッグで心臓の再検査という診断を受けました。」 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

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横山 健一先生

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心臓超音波検査画像

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心臓超音波検査画像

第1回STaD健康チェック「人間ドッグで心臓の再検査という診断を受けました。」

2009/08/26

再検査の手続きはどのように?
人間ドックでは、不整脈や心雑音、胸の痛
み・しめつけなどの自覚症状を確認し、医師が必要と認めた場合に再検査となります。症状により再検査の内容も変わるため一概には言えませんが、一般的には検査結果報告書に、必要とされる再検査・精密検査の内容が記載されます。これをもとに循環器科のある医療機関を受診されるのがよいと思います。くれぐれも、そのまま放置してしまうことのないようにしてください!


心臓の再検査は、どんな検査で何を調べるの?
心臓の検査にはさまざまなものがあります。再検査の目的により異なりますが、心臓に一定の負荷をかけながら心電図を記録する運動負荷試験や、小さな機械を装着する24時間心電図(ホルター心電図)検査などは代表的な検査と言えるでしょう。これらの検査は重篤な不整脈や虚血性心疾患などの診断に用いられます。他にも心臓超音波検査では、心臓の形や大きさ、心筋の厚さや動き、弁の動きや血流、心腔内の血栓の有無などを画像化することができます。この検査は繰り返しおこなうことができ痛みもないため、心臓の検査には必要不可欠なものです。さらに心臓カテーテル検査では、冠動脈を造影することで血管の内腔がどの程度狭くなっているかを診断し、狭窄が進んでいる場合には治療に移行することもあります。その他にも24時間血圧検査や核医学検査(RI検査)など心臓の検査には非常に多くの種類があります。

心臓病について教えてください。
日本人の3大死因の一つである心臓病ですが、その代表的なものが虚血性心疾患です。心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを虚血といい、狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患と呼んでいます。狭心症も心筋梗塞も典型的な症状は激しい胸痛ですが、発作が起こる頃にはかなり症状が進んでいる場合が多いため、人間ドックをはじめとした定期的な健診が重要となります。特に男性では40歳、女性では50歳を過ぎて生活習慣病の危険因子(高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙・肥満など)が2つ以上あれば、虚血の兆候を見逃さないためにも定期的な受診をお勧めします。