しみの原因は何でしょうか?
しみの原因は様々です。病的なものだと肝臓や腎臓の病気でしみ(くすみ)が増えることがあります。そういった病気のご心配がなければ、一般的には体内に活性酸素が増えるとしみができやすくなります。活性酸素は体を守る役目をするのですが、ストレス、喫煙、飲酒、紫外線、呼吸などで増えます。今のストレス社会ではほとんどの方が増えすぎだとか。また、ご家庭や職場で、タバコの副流煙を吸わされていませんか?肌老化の大きな原因の1つです。
夏は紫外線対策をするべきですか?
最近浴びた紫外線だけで「しみ」ができるわけではありません。人生で浴びた紫外線量が、個人の許容量を超えた結果が『しみ』となって表面に出たと思ってください。一生に浴びる紫外線の約60%を、10代のときに浴びている人が多いと言われています。その頃に日焼けをしたかどうかで、しみができ始める年齢が変わってきます。日焼け対策だけは10代の頃から行うべきですが、夏に限らず、気付いた時から紫外線対策をとることが重要だと思います。
午前10時から午後2時までは、日差しが一番強く、日焼けによる熱傷にもなりやすい時間帯です。この時間帯の外出は避けたほうが無難ですが、どうしても外出をしなければならない場合は、日焼け止め乳液やクリームを塗ってから出かけましょう。一度に多量に塗るのではなく、2~3時間毎に塗り足す方が有効です。もちろん海水浴などのアウトドア活動では必須です。
どういった治療法がありますか?
前述したように、しみにはいろんなタイプがあり、それぞれ効果的な治療方法が異なります。例えば、レーザー治療というものがありますが、それによってより濃くなってしまうしみもあります。肝斑というものですが、これと日光性と混在しているものもあるので、まずしみのタイプを見分けることが肝心です。
日焼け、くすみによるしみでしたら、ビタミンCの内服が有効な場合もあります。
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宇井 啓人先生