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第13回STaD健康チェック「夜尿症(おねしょ)について教えてください」 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

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川村 研先生

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第13回STaD健康チェック「夜尿症(おねしょ)について教えてください」

2010/08/22

7歳になる息子が毎晩のように「おねしょ」をしてしまいます。病気でしょうか?
おねしょには単に赤ちゃんの時の排尿機能の未熟性が残っている場合と、病的な原因が隠れている場合がありますが、両者に明確な基準はありません。一般的には小学校高学年で毎晩のようにおねしょがある場合、昼間もおしっこが漏れてしまう場合、今までなかったり治っていたおねしょが急に始まった場合などは病気が隠れている可能性があり、専門医を受診することをお勧めします。ご相談のお子さんについて詳細は分かりませんが、以前よりおねしょがあり、昼間に漏れてしまうことがなく、また年齢が7歳ということであれば、後述の日常生活の注意を行い、もう少し様子を見てもよいかもしれません。


病院で検査や治療をした方がよいのでしょうか?
前記のことから気になるような症状があれば専門医を受診していただくことになります。受診前に可能であれば、おねしょのタイプを確認しておきたいところです。おねしょには二つのタイプがあります。おしっこをためる膀胱の容量が少ない膀胱型、夜間のおしっこの量自体が多い多尿型、さらにその両者が存在する混合型です。病院での検査は検尿、血液検査、エコー検査などで先天的な腎臓病などが隠れていないことを確認しながら、問診やご家庭での記録をもとにタイプを分類します。


どのような治療法がありますか?また、生活する上で何に注意すればよいのでしょうか。
もとに基礎疾患がないようであれば、それぞれのおねしょのタイプによってお薬を使うことがあります。多尿型では夜間の尿量を減らす薬、膀胱型では膀胱の容量を増やす薬、混合型ではそれらの組み合わせを使用します。おねしょ治療の基本は (1)無理やり夜中に起こさない (2)適度な塩分制限と夕食後の水分制限 (3)夕食はできるだけ早い時間に摂る (4)規則正しい生活 (5)おしっこをがまんする訓練等が言われています。ただし、それぞれの子によって対応は変える必要がありますので、詳細は主治医にご相談ください。