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「女性の日記から学ぶ会」島 利栄子代表

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ギャラリートークの様子

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「ゆかりっぷ」

「手紙が語る戦争展~今だから伝えたい~」が、「NPO法人佐倉一里塚」で開催されました!

2010/08/25

 8月4日(水)から11日(水)まで、佐倉市新町にある「NPO法人佐倉一里塚」で、「手紙が語る戦争」展が開催されました。
 
 これは、八千代市を拠点に活動する「女性の日記から学ぶ会」が、現存する手紙の展示を通して、風化しつつある戦争の悲惨さを伝えていこうと主催したもので、佐倉市では今回初めて開催されました。「女性の日記から学ぶ会」は、女性史研究家の島 利栄子さんが、現存する庶民の日記や手紙などが簡単に破棄される現状を知り、一級言資料として収集・保存、活用し、後世に伝えていこうと同志を募り、平成8年に発足。14周年を迎えた現在、千葉県内を中心に全国で会員230名、提供された資料3500点で日記展、資料の解み読き、会報発行など、様々な活動を展開しています。
 戦争をテーマにした展示は3回目で、今展示は「NPO法人佐倉一里塚」山倉洋和代表が「女性の日記から学ぶ会」の会員であることから実現しました。会場には、八千代市、成田市、四街道市などの北総地域を含む16名分の戦時下の手紙を展示。戦死前夜に書かれた、自分の元気な様子を父に伝える手紙、上官から遺族に送られた戦死を伝える手紙、3度に渡る召集の末、命を落とした父から7名の子どもに向けて書かれた手紙、小学2年生の女子児童が、疎開先から父に会いたい想いを綴った手紙など、どれも当時の想いが溢れています。
 「実際の手紙を見て貰うことで戦争の惨さを感じて欲しい」と島さんが語るように、本人の筆跡は戦後64年の現代に生きる私達に、戦争が現実のものとして強く重く訴えます。初日のこの日は約50名が来場、島さんによるギャラリートークに、皆さん熱心に耳を傾けていました。
 
 また同日、佐倉一里塚の向かいには、空き店舗を活用した店「ゆかりっぷ」がプレオープン!店名には「縁を大切に」という願いが込められています。店内では、昭和を代表する品々の展示やレンタル棚を運用した市民による手作り品販売などが行われています。10月の本オープンに向け、今後町の賑わいを演出します。ぜひ、お立ち寄り下さい。


(問)NPO法人佐倉一里塚
TEL.043-483-3535(水~日曜日)