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「城下町佐倉・歴史生活資料館」に、国鉄佐倉駅鉄道模型展示が登場! | トピックス | すたっとTV

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佐倉機関区

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転車台

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「佐倉の原風景」より

「城下町佐倉・歴史生活資料館」に、国鉄佐倉駅鉄道模型展示が登場!

2011/08/25

 このたび、「城下町佐倉・歴史生活資料館」2階に、常設展として国鉄佐倉駅を中心とした佐倉のジオラマが新しく加わりました。
 
 1960年代の国鉄佐倉駅を中心とした模型展示は、松戸市在住の花村克己さんが制作したもの。花村さんは佐倉生まれの佐倉育ち。市内六崎と鏑木町で20代までを過ごしました。数年前、故郷・佐倉の田園風景が夢に出てきたことをきっかけに、自分の生まれ育った佐倉の素晴らしさを伝えようと、ジオラマ作りに取り組みました。
 「国鉄千葉鉄道管理局佐倉機関区」の展示では、SL車両の向きを変える転車台や綿で表現した黒煙をあげて走るSLの勇姿などを見ることができます。電源を入れると、SLの走行を始め、汽笛音の再現や転車台のターンテーブルも可動するため、その仕組みも理解することができます。
 
 その他にも、「佐倉の原風景」や「佐倉の四季」と題した模型展示もあり、麻賀多神社祭礼や農繁期の田植えの様子、大雪にみまわれた寺崎の冬や生き物の生命輝く水辺の夏の風景など、当時の佐倉の四季が瑞々しく再現されており、その時代を過ごした人にとっては、懐かしく郷愁を誘われ、その時代を知らない若い世代には、当時の佐倉を伺い知ることができる貴重なジオラマ作品となっています。「生まれ育った佐倉は自分の故郷」と語る花村さんの作品は、仕事を終えてからの自宅で夜遅くまで精魂つめて作り上げたもので、どれも故郷・佐倉を愛する気持ちが伝わります。

 10月の「佐倉の秋祭り」期間中は、花村さんも資料館を訪れ、展示説明と実際にジオラマを可動させる予定。当時の佐倉を、よりリアルに感じてみませんか。