STaD×聖隷佐倉市民病院『健康寿命を延ばすには』 | トピックス | すたっとTV

　花粉症の方にはつらい季節となりましたが、すっかり春めいてきましたね。新たな生活をスタートされる方、環境の変化などでお体の調子を崩しやすい時期でもあります。皆さまお体の調子はいかがでしょうか?
　STaDの前号(Vol.70)では「健康寿命を延ばそう」というタイトルで記事を書かせて頂きましたが、今回は「健康寿命を延ばすには」について紹介しようと思います。
　健康寿命は、単に長生きするのではなく「介護の必要がなく、自立して健康な生活が出来る期間」という点については前回触れました。そのためには、まずは自身が健康で元気である必要があり、要支援・要介護になる理由に対して予防活動をすることが大切です。
　ちなみに皆さんは一次予防、二次予防といった言葉を聞いたことがありますか?一次予防は適切な食生活、適度な運動習慣を身につけて病気にならないようにすることです。二次予防は人間ドック、健康診断などの受診によって、早期発見から早期治療につなげることです。最近はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)やロコモティブシンドローム(運動器症候群)といった新語がどんどん登場してきていますが、これらは共に要支援・要介護にならないようにするために「予防活動をしっかりしよう」という点に注目されているものです。
　メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に由来し、代謝異常がもとで脳血管疾患や心血管疾患を引き起こすという流れに着目し、内臓脂肪を減少させてリスクを抑えようとしたものです。
　一方、健康生活の第一歩は歩くこと(移動できること)にフォーカスしたのがロコモティブシンドロームであり、要支援・要介護になった理由の4位関節疾患、5位骨折・転倒(厚生労働省 平成22年国民健康調査より)を予防しようとするものです。ロコモ体操は当院のリハビリテーション室でも教室を開催していますので、関心のある方はお問い合わせ頂くとよろしいかと思います。
　「適切な食生活」「適度な運動習慣」というように、“適切”ではない食生活の改善や過度な運動や誤った運動は、思わぬ事故やけがにつながる可能性にもなるので注意が必要です。
　適度な運動(身体活動)のためには、『アクティブガイド―健康づくりのための身体活動指針―』というものを平成25年に厚生労働省が発表し、『+10(プラステン)』という言葉を広めて行く活動を展開しています。詳しくは、厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)の『運動施策の推進』を参照してみてください。
　また、当健診センターでも人間ドックを受診して頂いた皆さまには、当日の検査結果をもとに専門の保健師・管理栄養士が生活習慣改善のお手伝いをさせて頂いております。運動の仕方がわからない方や、けがをして運動しなくなった方などへ、正しく健康的な生活習慣の改善方法を、直接“あなたにあった”お話ができますので良かったら受診してみて下さい。

聖隷佐倉市民病院健診センター
人間ドック・脳ドック・健康診断をご受診いただけます。
【お問い合わせ】
TEL:043-486-0006
FAX:043-486-1687
URL:http://www.seirei.or.jp/sakura/
mail:sk-dock@sis.seirei.or.jp

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聖隷福祉事業団の有料老人ホーム
介護付有料老人ホーム[入居時自立]
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