みなさんは「メガネ」を使用していますか? 視力の低下に伴い装用する方、ファッションとして装用する方、この時期に多い花粉症対策として装用する方など、メガネを装用する理由・種類・方法がたくさんあります。
今回は、視力に関連する『メガネ』についてお答え致します。
Q1.どんなメガネを使うと良いか教えてください
A メガネは用途によっていろいろなタイプが選べます。
(1) 遠用メガネ…近視や遠視や乱視があり遠くが見にくい方が、車を運転する時や映画を見る時などにかけるメガネです。日常的にもかけることができます。
(2) 近用メガネ(老眼鏡)…新聞や本を読む時や手紙を書く時など、近くを見る時にかけるメガネです。
(3) 遠近両用メガネ…遠くから手元まで焦点を合わせることができるメガネです。特にピントを合わせる力が低下した40歳以降の世代には欠かせない常用メガネです。
(4) 中近両用メガネ…手元から室内の生活空間全体を見るためのメガネで、屋外での使用には適しません。
(5) 近々両用メガネ…手元の新聞とパソコンモニタなど机上全体の範囲に焦点を合わせることができ、椅子に座ってデスクワークをするためのメガネです。
Q2.近い物が見えにくいです。老眼なのでしょうか?
A 目の老化現象で、水晶体の弾力性が弱まり、近くを見るときに必要な調節ができなくなった状態を老眼(老視)といいます。だいたい40歳位から老眼が始まり、60歳位までだんだんと進みます。
症状としては「新聞や本の文字が見にくい」「目が疲れやすい」「目が痛い」「肩が凝る」「薄暗いところで字が見えにくい」「近くを見ていて遠くを見ると、すぐにはピントが合わない」「近業(手元の手業など)の後、頭が痛い」などがあります。
これらの症状が出てきたころに、近くを見るためのメガネ(老眼鏡)が必要となってきます。
いろいろなタイプのメガネがありますので、どんな時に使いたいのか相談しながらメガネを合わせてもらうことをお勧めします!
目にしっかり合ったメガネをかけて快適な生活をおくりたいものですね。
☆スマホ老眼とは??
20?30代の若い世代でも、長時間スマホやパソコンを使用し目を酷使することで、目のピントを合わせる力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になります。
予防は、「長時間使わない」ことです。こまめに目を休めましょう。
聖隷佐倉市民病院 眼科検査室 室長 視能訓練士 生田 容子
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