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健康チェック

STaD×聖隷福祉事業団『「熱中症」の予防を知って、快適な夏を迎えましょう♪』

2016/05/31

 皆さんは、「熱中症」は夏だけの症状だと思っていませんか? 意外とこれから迎える梅雨の時期にも注意が必要と言われています。
 今回は、「熱中症」の予防と対処法についてお答え致します。

Q1.熱中症は、どのように予防したらよいですか?
A 熱中症は生命にかかわる病気ですが、次の予防法を知っていれ  ば防ぐことができます。
(1) 暑さを避けましょう
 暑い日は無理をせずこまめに休憩をとりましょう。外出の時は涼しい服装で、日傘や帽子を利用すると良いでしょう。また、室内にいても熱中症になることがあります。我慢せずにエアコンや扇風機を上手に使用しましょう。「暑い」と感じにくくなる方もいるため、部屋の温度を測るのもよいです。
(2) こまめに水分をとりましょう
 のどが渇く前や、暑いところに出る前から水分を補給しましょう。たくさん汗をかいた時は、水だけでなく、スポーツ飲料などの塩分を含んだ経口補水液を飲みましょう。
(3) 急に暑くなる日に注意しましょう
 例年梅雨入り前の5月頃より熱中症になる方が増えます。この時期はまだ暑さに慣れず上手に汗をかくことが出来ません。急に暑くなった日に屋外で過ごす人や、久しぶりに暑い環境で活動する時は熱中症に注意しましょう。
(4) 暑さに備えた体作りをしましょう
 日頃からウォーキングなどで汗をかく習慣を身につけると夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にかかりにくくなります。
(5) 体調管理をしましょう
 食事を抜いている時や深酒をした時、体調が悪い時などに暑い場所に行くと、脱水状態になりやすく危険です。また、小児や高齢者、肥満の人、持病のある人は熱中症になりやすいので注意しましょう。

Q2.熱中症になってしまった場合、応急処置は何をしたらよいですか?
●熱中症になった時の処置は(1)
涼しい場所へ避難させる
    ↓
衣服を脱がせ、身体を冷やす
    ↓
水分・塩分を補給する

●熱中症になった時の処置は(2)
救急車を要請する
    ↓
涼しい場所へ避難させる
    ↓
衣服を脱がせ、身体を冷やす
    ↓
医療機関に搬送する

出典:環境省「熱中症予防カード」

聖隷佐倉市民病院 外来 看護師 藤崎 英恵