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STaD×聖隷福祉事業団「無理なく・怪我なく・楽しい運動を!」

2017/05/31

「無理なく・怪我なく・楽しい運動を!」
 日頃からリフレッシュや健康の為に、ウォーキングやランニングなどの運動を行っている方や、これから夏に向けて体力づくりやダイエットを始める方もいると思います。しかし運動量を増やそうとする時や、運動を始めたばかりの方が無理をしてしまうと、逆に体を痛めてしまうケースも出てきます。そこで今回は、無理なく運動する為の準備や対策と、目的にあわせた効果的な運動方法について説明します。

Q1. ウォーキング・ランニングを始める前や後に、どんな準備体操、クールダウンをすると怪我予防になりますか?
 運動開始前の準備体操(ストレッチ)と、終了後のクールダウン(運動後の体を静めるための行動)は、怪我を防止する為にとても大切です。中でもランニングにおける怪我については、下肢(脚の付け根から足首)に障害を起こすことが多く、この部分を開始前後によくストレッチをすることと、長距離のランニング後は、十分な休息を取り入れることも大切になります。

Q2. 運動不足の為、ウォーキングを始めたいと思うのですが、どれくらいのペース(速さ)が良いのでしょうか?
 普段の運動習慣の違いで適したペースは異なりますが、始めのうちは「楽に感じる」程度のペースが安全です。お隣の方とお話出来る程度を目安に始めてみましょう。
 運動時間は体力、体調等の個人差にもよりますが、一般的には15~20分前後からがお勧めです。ウォーキング用の運動靴をはき、運動後や翌日の疲労具合を考慮しながら、頻度や時間を決めていくとよいでしょう。

Q3. ダイエットを決意し、ランニングを始めましたが、効果を上げる運動としては他にどんなものがあるでしょうか?
 普段の食生活や生活習慣にも影響されますが、ランニングに関しては、継続することで十分なダイエット効果があります。頻度は1日おきの週3日程でもいいと思います。さらにランニングに並行して、スクワットやヒールレイズ(かかとの上下運動)等の筋力トレーニングを実施すると、より効果的な場合があります。

聖隷佐倉市民病院 リハビリテーション室 室長 白井 智裕