超高齢社会を迎え、認知症について耳にすることが多くなりましたが、皆さんは“認知症”とはどういった病気なのかご存じですか?また、不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、認知症について・予防についてを簡単にわかりやすく紹介します。
【認知症って?】
加齢によるもの忘れは、体験の一部を忘れてしまう(例:「今日の朝ごはんは何を食べたかな?」と朝ごはんの内容を忘れる)ことであり、ヒントがあることで思い出すことが出来ます。しかし、認知症によるもの忘れは体験そのものを忘れてしまう(例:「朝ごはんはまだ?」と食べてすぐに聞く)ため、ヒントがあっても思い出すことが出来ないという違いがあります。他にも、認知症では時間や場所がわからなくなることや、判断力の低下からこれまで出来ていたこと(料理や掃除、着替えなど)が出来なくなるなどの症状がみられます。
【認知症を予防するためには?】
認知症予防には食事や生活習慣に合わせて、頭を使いながら身体を動かすことに効果があると言われています。
それでは、簡単に出来る体操の一例をご紹介します。
(1)右手をグーの形に握って前に突き出す。同時に左手は胸の前で パーの形に開く。
(2)今度は右手を胸の前でパーの 形にし、同時に左手はグーの 形に握って前に突き出す。
この動きを10~20回繰り返します。手の形を“チョキ”に変えたり、手の位置を“胸の前と太もも”などと変えたりすることで難易度を上げることもできます。
認知症予防で大事なことは、『楽しく行い、継続すること』です。 家族や友人、身近な人と一緒に楽しく行ってみてください。
聖隷佐倉市民病院 認知症看護認定看護師 井中
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