健診センターのレントゲン撮影室では、2018年10月に胸部レントゲン撮影装置(コニカミノルタ株式会社製)を導入し、より低被ばく・鮮明な画像で検査ができるようになりました。
◆FPD(フラットパネルディテクター)方式となり、透過したX線を直接検出し画像にすることで、少ない線量でも鮮明な画像を作成すること ができるようになりました。
◆コンピュータの画像処理により、従来のレントゲン画像に加え、様々な画像情報を作り診断に貢献できるようになりました。過去の画像と 今回画像を引き算して表示する「経時差分処理」や肋骨・鎖骨の信号を減弱する「肋骨減弱処理」ができるようになりました。
今回は「肋骨減弱処理」について詳しくご紹介します。
どんな写真が出来るのか見てみよう!
通常の胸部レントゲン写真から、骨の信号を減弱させることで肋骨・鎖骨を取り除いたように見える写真を作ることができます。
早期の肺がんは淡い影や節のように見えることもあり、病変の位置によっては心臓や骨に隠れて発見しにくくなってしまうことがあります。この画像処理を行うことで、骨に重なって見えにくくなっていた病変をより発見しやすくできる効果が期待できます。
実際に胸部レントゲン画像を見て診断を行う医師からもご好評をいただいております。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー 健診センター 放射線科 佐藤 美帆
医療も機械も日々進歩しています。
この新しい技術を利用することで、今までと比べ小さな病変まで認識しやすくなったと感じており、非常に診断に有用なものと考えています。
皆さんも一年に一度は健康診断を受診し、ご自分の健康チェックをするようにしましょう。
ー ー ー ー ー ー ー ー 聖隷佐倉市民病院 健診センター 所長 有田
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