3月9日(月)、酒々井町の観光情報発信拠点「まるごとしすい」で、特産品開発の試食会が行われました。
酒々井町では、食を通じて町の魅力を町内外に発信していこうと、国の平成30年度地方創生拠点整備交付金を活用して昨年から特産品の開発推進に取り組んでおり、この日は「酒々井ベーカリーふっくらパン」が、イタリアンレストラン「タベルナ・ダ・イシイ」のバーニャカウダソースを使ったパンの試作品を披露。酒々井町職員を始め、「まるごとしすい」のスタッフ、コラボレーションした2つの事業者などが参加しました。
この日、「ふっくらパン×タベルナ」商品として披露されたのは、野菜たっぷりのフォカッチャと甘い味のフォカッチャ、ピザ、ジャガイモ丸々1個をソフトフランスで包み込んだジャガイモパン、ラスクの5品。開発に取り組んだパン職人の片岡高広さんは、タベルナのバーニャカウダソースについて、「ニンニクとアンチョビの風味が立っていてとても美味しい」と印象を語ります。タベルナのオーナーシェフ石井幸司さんのアドバイスを受け、バーニャカウダと相性のいいマヨネーズを用いてソースを作りました。見た目のインパクトがあったのは、ふっくらパンの人気商品である国産小麦100%の食パン半斤をくり抜き、たっぷり野菜を入れチーズソース、バーニャカウダ&マヨネーズソース、そして、ピザソースをかけて焼き上げたピザ。ボックス型のボリューム感に歓声があがりました。一番好評だったのは、チーズソース、バーニャカウダ&マヨネーズソース、アクセントにクルミが用いられ、パンを焼き上げてからハチミツがかけられたフォカッチャで、甘じょっぱさがクセになる味わい。石井さんも「バーニャカウダが隠し味として縁の下の仕事をしていて嬉しい」と表情を緩ませました。また、「クルミをピーナッツに変えてみてはどうか」などの提案も出されました。この他にも、クラッシュしたピーナッツをのせたマカロン風のパンも披露され、落花生専門店「オガワのピーナッツ」との新たなコラボレーションにも期待が寄せられていました。
片岡さんは「皆さんから色々な意見を頂き、とても刺激になりました。自分の店のパンのこだわりとバーニャカウダソースの味を更に活かして改良に努めます」と話していました。
この中から、まず1品が4月に「酒々井ベーカリーふっくらパン」に登場する予定。新たな酒々井町の味をぜひご賞味ください!
STaD TV webは「まちづくりメディアSTaD」誌面との融合型映像配信サイト!北総エリアのまちづくり情報をお届けします。
酒々井町の特産品が誕生!「特産品開発の試食会が開催されました。」 | トピックス | すたっとTV
エリアトピックス
試食会の様子
「酒々井ベーカリーふっくらパン」片岡シェフ(手前)と高田代表