STaD TV webは「まちづくりメディアSTaD」誌面との融合型映像配信サイト!北総エリアのまちづくり情報をお届けします。

夏バテ予防し、元気に夏を乗り切ろう ~「新しい生活様式」の熱中症予防~ | トピックス | すたっとTV

健康チェック

画像1

夏バテ予防し、元気に夏を乗り切ろう ~「新しい生活様式」の熱中症予防~

2020/07/30

高温多湿となる日本の夏は、体調を崩しがちです。近年は30℃を超える暑さや、高い湿度のために汗が気化しにくいことで、体温調節などの自律神経の乱れが起こり、身体の不調を引き起こします。食欲不振や消化機能の低下、また暑さによる睡眠不足が重なり、慢性的に疲労がたまる…これが「夏バテ」の原因と言われています。更に、今年は新型コロナウイルスによる「新しい生活様式」が示され、マスクの着用による体温上昇にも注意が必要です。感染予防を行いながら、熱中症予防も心がけましょう。
※水分制限や食事制限のある方は、主治医へご相談ください。

■■■夏バテ・熱中症を防ぐ生活習慣

◎1.こまめな水分補給をする
普通の生活においても毎日2.5Lの水分が身体から失われています。この時期は熱中症予防のためにも、水やお茶をこまめに飲みましょう。大量に汗をかいた時は、経口補水液や塩分も忘れずに取りましょう。
《水分補給のポイント》
・1日あたり、1.2Lを目安にしましょう。
・寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、マスク着用時、のどが渇く前に水分補給を心がけることが重要です。
・アルコールには利尿作用があり、通常より尿の量を増やすので水分補給には適しません。

◎2.暑さを避け、適宜マスクをはずしましょう
・暑さを避けて、エアコンを利用して室内の温度・湿度をこまめに確認し、適切に管理しましょう。
・屋外で人と十分な距離(2メートル以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。
※エアコンの効き過ぎた店舗や施設などでは、外気温との温度差や体の冷やし過ぎにより、自律神経の乱れを招きますので、寒さを感じたら衣類や膝かけ等で調節しましょう。

◎3.睡眠をしっかり取る
暑くて寝苦しい夜は、頻繁に目が覚めてしまい、睡眠の質も低下しがちです。睡眠不足は自律神経やホルモン、免疫の働きを低下させるため、熟睡できる環境作りをしましょう。
《夏に快眠できる寝室の環境》
・室温26~28℃ ・湿度50~60%
・寝苦しくてもエアコンには頼らないようにしている方もいますが、快眠だけでなく熱中症の予防にもなりますので、上手に利用しましょう。
・頭部を氷枕で冷やしたり、余分な熱を吸収する夏用の寝具を用いたりするのもおすすめです。

◎4.いつも以上に栄養バランスを心がける
夏は、ビタミンB1の消耗が激しく、不足すると糖質をエネルギーに変えることができず、疲れやすくなります。ビタミンB1を豊富に含む食品には、うなぎ、豚肉、ぶり、大豆、玄米、ほうれん草、ごまなどがあります。また、アリシンを含むニンニク、ニラ、ネギなどと一緒に食べると、ビタミンB1の吸収が良くなります。食欲のない時には、消化酵素を多く含む大根おろしや山芋、納豆や味噌などの発酵食品を一緒に取るのがおすすめです。

参考:厚生労働省 健康のために水をのもう、熱中症関連情報/健康管理能力検定/日本成人病予防協会/全国健康保険協会