「しすいみんわ絵本」その2は、酒々井町制施行130周年を機に、町に伝わる民話を絵本にし、酒々井町の歴史と文化を後世に伝えるとともに全国に酒々井町を広く知って貰おうと、地方創生推進事業として作成されたもので、酒々井町制施行130周年の昨年に続き、今年3月、3冊が刊行されました。
酒々井町では、180以上の民話が確認されており、昨年春には町名の由来でもある「酒の井」を始めとする3冊4話を刊行。そして、今年3月には「ひとつくんねど とおせんぼっこ」、「ぼたもち喜兵衛」、「高野台のかんのん様」の3話が絵本になりました。絵本の作成には、町内で紙芝居や絵本の読み聞かせ活動を行っているボランティアを中心に、漫画家、装丁家で構成された「酒々井百話検討会」と、町職員、図書館司書が協働で取り組みました。メンバーは30代からシニアまでと世代は異なるものの、毎月の検討会では話の選定から内容の精査、絵のイメージなどについて積極的に意見を交わします。数ある民話の中から地名が出てくるものや物語として成立するもの、現在も当時の面影を伺うことができる話を主に選択。民話に出てくる場所を皆で視察するフィールドワークなども行い、約1年をかけて作成しました。
今年度から絵本作りに参加している酒々井町役場総務課の土屋響名さんは、幼少期から酒々井町で過ごしており、プロジェクト参加への思いもひとしお。「この本を読むことで酒々井町の歴史を再発見して頂いたり、大人になって町外に出られた方も色々な人に酒々井を伝えて貰う一冊にしてくれたら」と願いを込めます。
「しすいみんわ絵本」その1・その2は、酒々井町を始め、近隣の図書館や小学校、公共施設等に配布されています。今年度も新たな絵本作りが始まっており、来年・再来年で「しすいみんわ絵本」全10冊が揃い、パネル展や読み聞かせなども開催しながら酒々井町の歴史と文化を発信していく予定です。「しすいみんわ絵本」で、日本一古い町・酒々井の歴史にふれてみませんか !
●問い合わせ
酒々井町役場 総務課 政策秘書室
☎︎043-496-1171(代)
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「しすいみんわ絵本」その1・その2の6冊