聖隷佐倉市民病院の地域包括ケア病棟は2015年4月に開設し、2020年4月より増床して48床で運営しています。
地域包括ケア病棟とは・・・
急性期の治療が終了し、自宅や施設での生活に不安のある患者さんのために、在宅復帰に向けて診療・看護・リハビリを行い「元の生活の場に帰る」ことを準備するための病棟です。
在宅復帰をスムーズに行うために、主治医・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカー・訪問看護師・事務などの多職種が連携して患者さんの退院支援を行っています。
《地域包括ケア病棟入院の留意点》
地域包括ケア病棟への入院は原則自宅など(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム)へ退院できる方が対象となります。
入院費用はリハビリテーション、投薬、注射、検査などの費用が含まれており、急性期病棟のような手術、高額な医薬品の使用、特殊な検査には対応できません。
症状の変化により主治医が治療の必要性を判断した場合には一般病棟に転棟することがあります。
《入院生活》
当院の地域包括ケア病棟では“生活の場を大切に、ほっとできる心地よい環境で入院生活を送れる”ことを目標に患者さんそれぞれの状態、退院の目標に合わせ活動できるよう、病棟にさくらルーム(デイルーム)を併設しています。地域包括ケア病棟に入院されている方ならコミュニティの場としてどなたでもご利用できます。個々の好きなこと(習字、手芸、将棋)や集団リハビリ(カラオケ・レクリエーション、嚥下体操)などに参加いただけるように準備をしております。(※さくらルームは利用時間の制限をしている場合があります)
自宅復帰に不安を感じているご家族には、リハビリを見学していただいたり、患者さん、ご家族と担当者が集まり自宅での生活に向けた検討や調整を行っています。
《入院に適している方》
●急性期治療後、もう少し症状の経過を見ながら
元の生活の場に帰る準備を進めたい方
●在宅復帰に向けたリハビリテーションを必要とする方
●自宅の療養準備が必要な方
●レスパイト入院
(一時的な在宅介護が困難な場合)
主治医の判断と入院判定会議を
行い決定します。入院期間は
最長60日となります。
地域包括ケア病棟 看護課長 宮崎木の実
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STaD×聖隷佐倉市民病院「地域包括ケア病棟を知っていますか」 | トピックス | すたっとTV
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