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STaD×三門農園 アイガモが育てる米づくり ー田植え体験レポートー | トピックス | すたっとTV

食と農

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放鳥の日を待つアイガモの雛たち

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     農園主 三門増雄さん

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STaD×三門農園 アイガモが育てる米づくり ー田植え体験レポートー

2021/05/27

 5月9日(日)、佐倉市青菅にある「三門農園」で、アイガモ米オーナーたちによる田植え体験が行われました。
 最初に農園主の三門増雄さんから、25年以上取り組んでいるアイガモ農法について説明がありました。アイガモたちは、田んぼの雑草や虫を食べて育ち、泳ぎ回ることで田んぼに酸素が供給されるとともに丈夫な稲の生長を促します。雑草や虫だけでは足りないため、毎日の餌やりも欠かせません。また、タヌキやイタチなどの外敵から守るため周囲に電気柵を設けるなど、費用もかかります。アイガモの雛たちは放鳥日までビニールハウスの中で飼育されており、この日も愛らしい鳴き声が響いていました。
 まず、田植えの前にお父さんたちがガンジキという農具を使って線を引きます。ぬかるんだ田んぼの中を大きなガンジキを引いて歩くのも一苦労です。その後、家族ごとで田んぼに入り、縦横に線引きされたマス目の線が交わった部分に丁寧に苗を植えていきます。子どもたちは泥だらけになりながら一生懸命、植えていました。
 この日は、地元佐倉市を始め、印西市や成田市、四街道市などの近隣地域から家族連れを中心に16組約60名が参加。大半の方が田植え初体験で、泥土の中に素足が吸い込まれていくような感覚とひんやりした水、そしてふわふわで柔らかくてあたたかい土の感触に心地よさを感じていた様子。子どもたちは裸足になって泥遊びの感覚で楽しんでいました。
 この日は、5月のSTaDオンラインサロンの講師である食育プロデューサーの中村詩織さんも参加し、年間を通して「農業×食育」に取り組むことができる素敵なプロジェクトと感激。「来月は放鳥にくるからね」とアイガモの雛に声をかけていました。
 6月6日(日)には、アイガモの放鳥と、「山万ユーカリファーム」でさつまいもの苗植え体験を行う予定です。

●三門農園
 HP:http://mikadonouen.com

●山万ユーカリファーム
 HP:https://farm.yukarigaoka.jp