食と農

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【まちづくりコラム Vol.44】農体験プログラムの魅力 ~美味しく食べて、生産者とつながろう!

2021/07/13

農体験プログラムの魅力 
~美味しく食べて、生産者とつながろう!~

 今、コロナ禍の中で、家族で外出することすらためらう日々をお過ごしのことと思います。
 今号の特集ページでは、北総エリアの魅力ある農体験プログラムをご紹介していますので、農体験の魅力についてお伝えします。
 農体験の魅力は何といっても、収穫したばかりの旬のみずみずしい農産物をその場で食すことにありますよね。小さな子どもにとっては、農家さんによって大切に育てられた農産物の成長を見て、感じて、美味しく食べることで、前号でも書きましたが“食育”の良い機会となることでしょう。また、大人にとっては、土に触れ、地元の生産者とつながることで、あらためて北総エリアの豊かな恵みをいかした“身近に農のあるライフスタイル”を楽しむきっかけになることでしょう。
 今、農業は、高齢化・担い手不足・耕作放棄地の増大など、様々な課題があります。私は、各地で生産者(1次産業)と製造・加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)との連携をコーディネートすることで、生産者の課題解決や付加価値の創造を目指す6次産業化のプロデュースを手掛けています。この6次産業化は法律にもなっており、生産者の付加価値の創造の先に、地域の活性化、そして地産地消の推進があります。そのためには、1次産業・2次産業・3次産業の連携だけでは地域活性にはなかなかつながっていないのが現状ですので、地元の生産者による農体験プログラムを通じて、楽しみながら地元の消費者が生産者とつながることで、生産者の魅力や課題を受け止め、消費者と生産者がパートナーとなることが大切なのではないかと考えています。
 さらに、地元で活動している子育てや里山保全、印旛沼の環境保全、福祉や健康などの各分野でコミュニティ活動等をされている方々との協働により、共に考え、それぞれの強みをいかし、課題を補完することで独自の6次産業化モデルが創造できると考えています。
 今回のSTaDオンラインサロンでは、地域で様々な活動をされている方々と、地元の生産者との連携による6次産業化の可能性についてディスカッションしたいと考えていますので、ご興味のある方はぜひご参加いただけましたら!


■これまでのまちづくりコラムはこちらよりご覧いただけます。
「STaDプロデューサー 中村正明のまちづくりコラム」
https://ameblo.jp/stad-machicolumn/