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健康チェック

STaD×聖隷佐倉市民病院「『口から食べる』を支える」

2022/01/27

『口から食べる』を支える
摂食嚥下障害看護認定看護師 馬目 美由紀

 “食事を口から食べる、水分を口から飲む”は、当たり前のように感じますが、現在、口から食事や水分を摂取できない、摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)を患っている人は、全国に約200万人いると言われています。
 そこで、近年では嚥下食を提供するレストランや、飲物にトロミをつけてくれる自動販売機、嚥下食の宅配など、様々なサービスが増えてきています。
 当院は、摂食嚥下チームがあり、専門的な嚥下検査、治療が提供できる全国でも数少ない施設です。


こんな方はいらっしゃいませんか

◆お茶や味噌汁でむせる。
◆食事をすると疲れて、食事の量が減った。
◆のどにつっかかる感じがする。
◆トロトロ・パサパサした食物がなかなか飲み込めない。
◆脳や神経の病気で、飲み込みが難しくなり、十分な食事が摂取できなくなった。
◆誤嚥性肺炎を繰り返している。


 当院の摂食嚥下センターでは、患者さんの食べる楽しみをサポートするため、摂食嚥下評価(嚥下内視鏡・嚥下造影)などを行い、嚥下機能、栄養状態が改善されるよう医師、摂食嚥下障害看護認定看護師、薬剤師、管理栄養士、言語聴覚士、歯科衛生士とともに診療に関わっています。
 上記のような症状がある方は、お気軽にご相談ください。


●嚥下内視鏡
 鼻腔より細い電子スコープを挿入し、咽喉頭部の形状や動きを観察します。喉頭の感覚をテストし、着色水(とろみのついた青色水)を嚥下してもらうことで嚥下機能を評価します。

●嚥下造影
 造影剤を含む食物(薄いとろみ剤・濃いとろみ剤・ゼラチン剤など)を嚥下してもらい、造影剤の動きと嚥下に関わる器官の形態や一連の運動をX線透視下にて観察します。

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摂食嚥下外来:毎週火曜日(午前) 完全予約制
(紹介状が無くても、自己判断で予約可能です。)

気になる症状がある場合には、お気軽にお問い合わせください。
〒285-8765 佐倉市江原台2-36-2
TEL:043-486-1155(予約専用)(平日8:30~17:00)