STaDとアイガモ農法によるお米づくりを長年続けている三門農園とのコラボ企画「アイガモが育てるお米づくり体験」が、5月8日(日)の「田植え」を皮切りに今年もスタートしました。
三門農園は、ユーカリが丘の街並みに隣接する青菅地区にあり、周囲は自然豊かな里山風景が広がっています。この日は、佐倉市、印西市、成田市など北総各地から23家族、大人47名、子ども32名の総勢79名が参加しました。
最初に農園主の三門増雄さんからアイガモ農法についての説明がありました。アイガモたちは田んぼの雑草や虫を食べて成長し、泳ぎ回ることで田んぼに酸素が供給され、稲も丈夫に育ちます。ただ、周辺にはタヌキやイタチなどの外敵がいるため、田んぼの周りに電気柵を設けているほか、小さいうちは上空からカラスに狙われることもあり、注視する日々が続きます。そのアイガモの雛たちが、田んぼ脇のビニールハウスの中で育てられています。5月6日に生まれたばかりで、可愛い鳴き声が聞こえていました。
まず、ここ数年家族で参加している一人のお父さんが、慣れた足取りでガンジキを使って、ぬかるんだ田んぼに碁盤の目になるように線を引きます。そして、その碁盤の目を目印に稲苗を植えていきます。ほとんどの方が田んぼの中に入るのは初体験!大人たちは足をとられ倒れそうになったり、裸足で田んぼに入ることを怖がっている子どもたちもいましたが、少し経つと慣れてきて大人も子どもも泥んこに心地よさを感じているようでした。
1時間程で1面の田植えが終了し、子どもたちは、てんとう虫を見つけたり、カエルを捕まえたり、小さな花を見つけたりして里山の自然と触れあっていました。参加者の皆さんからは、「普段できない体験ができた」、「とても貴重な体験でした」、「大人も子どもたちもとても楽しめた」などの声が聞かれました。
次回は6月5日(日)、いよいよアイガモの放鳥です。植えた苗がどのくらい育っているのか、アイガモの赤ちゃんは1ヶ月でどの程度成長しているのか、皆さん、次回をとても楽しみにしていました。
また、放鳥と併せて、山万ユーカリファームでの畑体験「さつまいもの苗植え」も予定しています。
アイガモ農法は、環境に優しい米づくりです。この体験を通して、「地域の環境を守り、自然の恵みに感謝する」という三門さんの想いを皆さんと共有していきます。
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