6月5日(日)、富里市七栄に市内初となる観光・交流拠点施設「末廣農場」がオープンしました。
大正から昭和20年代にかけて、三菱三代目社長の岩﨑久彌氏が富里で先進的農法を実践していたのが「末廣農場」で、市内唯一の国登録有形文化財「旧岩﨑家末廣別邸」とともに、その歴史的価値を伝える施設として名称も継承されました。
観光・交流拠点施設「末廣農場」は、富里市の食と農、歴史を発信する施設として、飲食・物販、歴史のガイダンスコーナーが設けられています。売り場の主役は富里産の新鮮野菜。地域ブランドの富里スイカを始め、ニンジン、ジャガイモ、トウモロコシ、ナス、オクラ、ミニトマトなどの季節野菜が賑わせます。中には、土付きで販売されているものや朝採りを前面に押し出した品物もあり、地元産ならではの高い鮮度が魅力です。夏は果物のメインがスイカから梨へと移り、旬の品種が順次登場します。また、9 月には落花生の大まさりもお目見えする予定です。そのほか、施設を運営する指定管理者の株式会社グッドスタッフが九州に本社を構え、全国でアンテナショップを運営していることから、全国各地の旬の味覚が販売されることも多く、珍しい品物にも注目です。
施設のオープンに合わせて、地元の食品会社が試作を重ねてきた「末廣農場」オリジナル商品の饅頭や、富里の恵みが詰まったジュース、ドレッシング、カレー、マシュマロといったバラエティに富んだ加工品が棚を彩り、見ているだけでも楽しく、土産品としてもおすすめです!
飲食ブースでは、養豚事業の歴史と伝統を受け継ぎ、市内で唯一、当時の「末廣農場」と同じ英国産品種の中ヨークシャー種を飼育する「堀江ファーム」のダイヤモンドポークを使ったランチや、岩﨑家ゆかりの「小岩井農場」のスイーツなども味わうことができます。
建物一番奥のガイダンスゾーンでは、富里に近代的農場が存在していた歴史と功績を伝えるパネル紹介や岩﨑家関連の品々が展示されています。カントリージェントルマンと慕われた久彌氏の人物像に想いを馳せながら、富里市の食と農のルーツを辿ってみませんか。
8月は、土・日曜日を中心に地域の団体によるフラダンスやウクレレ演奏なども披露されます。「末廣農場」で、富里市の食と農の今昔をご堪能ください!
【富里市観光・交流拠点施設 末廣農場】
営業時間:9:00~18:00
休業日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日休業)
所在地:富里市七栄650番地206(旧岩﨑久彌末廣農場別邸公園隣り)
TEL:0476-93-1200 HP:https://suehiro-gs.com/
【富里市役所商工観光課】 TEL:0476-93-4942
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「末廣(すえひろ)農場」がグランドオープン! 富里市の食と農、歴史にふれてみませんか! | トピックス | すたっとTV
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