皆さんは睡眠時無呼吸症候群(SAS)をご存知ですか? | トピックス | すたっとTV

健康な日常生活には「良い睡眠」が不可欠です。
皆さんはいかがでしょうか?
今回は睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてご紹介いたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、「寝ているときに呼吸が止まり、大きないびきを繰り返す病気」です。睡眠時無呼吸症候群は、健康と思われる成人の中にも数多く潜在しています。高血圧、不整脈、狭心症、心筋梗塞等の循環器疾患、夜間突然死との関連も指摘されています。
また、日中の眠気による交通事故、労働災害、仕事や学業の能率低下など、極めて重大な社会問題を引き起こします。
ここで左の簡単な問診に答えてみましょう。

【Epworth　Sleepiness　Scale (ESS)】
0点:決して眠くならない　1点:まれに眠くなるときがある
2点:時々眠くなる　　　 3点:眠くなることが多い

　 ～問診～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～点数～
1.座って読書しているとき　　　　　　　　　　　　　 0--1--2--3
2.テレビを見ているとき　　　　　　　　　　　　　　　0--1--2--3
3.人がたくさんいる場所で何もしていないとき　　0--1--2--3
4.車に乗せてもらっているとき　　　　　　　　　　　0--1--2--3
5.午後横になって休憩しているとき　　　　　　　　0--1--2--3
6.座って誰かと話しているとき　　　　　　　　　　　0--1--2--3
7.昼食後、静か座っているとき　　　　　　　　　　 0--1--2--3
8.運転中、渋滞や信号待ちで止まっているとき　0--1--2--3


さて皆さんの結果はいかがでしたでしょうか?
表の8つの答えの合計点数が11点以上の方は睡眠時無呼吸症候群の疑いが強いと考えられます。専門外来をご受診され、正確な診断や治療をおすすめします。この際、「睡眠時ポリグラフィー(PSG」という精密検査を受けていただくこともあります。(写真)
また、飲酒・喫煙等の生活習慣も睡眠時無呼吸症候群に大きく影響を及ぼします。日ごろの生活習慣に注意していただくことも必要となります。