すたっと創刊号の健康チェックで人間ドックをご紹介いたしましたが、非常に多くのご質問をいただきました。今回は、多かったご質問への回答と、骨密度検査についてご紹介いたします。
● 人間ドックQ&A
Q.人間ドックと会社などで受診する健康診断の違いは何ですか?
A.まず人間ドックと健康診断では検査項目数が圧倒的に異なります。
労働安全衛生法にて定められている健康診断(会社の健康診断)や住民健診の基本健康診査に比べると、血液検査の項目数はもちろん胃部レントゲン検査、腹部超音波検査なども基本検査項目となっています。また健康診断は結果が「結果報告書」として後日通知されるだけなのに対し、人間ドックは受診日当日に医師から結果説明がされ、保健師との保健相談も行われます。加えて会社の健康診断が「法定検査項目を主として実施し、病気を見つけるための検査がほとんどである」のに対し、人間ドックは「健康な人がより健康になるために、病気になる前に健康状態を知る」という意味でも大きく異なります。
Q.人間ドックは健康保険が使えるのですか?
A.人間ドックは、健康保険証は使えません。但し、人間ドックの受診結果から精密・再検査が必要になった場合は、健康保険証を使って受診することができます。また、ご加入の健康保険組合や会社などでは人間ドック費用補助制度がある場合もあります。健康保険組合や会社のご担当者様にご相談されてはいかがでしょうか?
Q.人間ドック料金の支払いではクレジットカードが使えますか?
A.ご利用いただけます。但し、聖隷佐倉市民病院健診センターではご利用いただけるカードが限られておりますので、事前にお問合せください。
● 骨密度検査を受診してみませんか。
「骨密度検査とは…?」
骨粗鬆症の診断を目的に、骨密度(骨の量)を測る検査を骨密度検査(または骨塩定量)といいます。骨粗鬆症は、歳をとれば誰でもなる可能性があり、男性は60歳ころから、女性は50歳ころより閉経を境に骨量が急激に減少し、その後も徐々に減少し続けます。更に、3要因(運動不足・ホルモンバランスの変化・カルシウムの欠乏)が加わると骨粗鬆症になる時期が早まったり、悪化しやすくなります。
人間ドックのオプション検査として骨密度検査を受診できる病院があります。聖隷佐倉市民病院健診センターでは、腰椎の骨密度を計測します。検査時間は約15分~20分程度です。検査台の上にあお向けに寝ていただくだけで、検査が可能です。
※人間ドック及びオプション検査の内容は、それぞれの病院にてことなります。
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