2009年のスタートは、“お母さん大学”でおなじみの、笑顔が素敵な藤本裕子さんをお招きし、明るく元気に夢が広がるお話ししていただきました!
佐倉を学ぶ:『お母さんの笑顔は、まちを元気にする』
講師:藤本裕子さん(株式会社 トランタンネットワーク新聞社代表、お母さん大学 学長代理兼1年1組)
~お母さんはスゴイ!を伝える「お母さん大学」~
■「お母さん大学」とは
「お母さん大学」で母親たちに伝えたいのは、母親であることの素晴らしさ。
今は子育てをするのがとても大変な社会。それは、母親たちだけの問題ではなく、すべての人が考えなければならないことです。未来を担っていく子どもたちを育てることが、どれほど大切な事業かということを、多くの人に伝えたい。そして、母親たちが子育ての素晴らしさや喜びを、心から感じてほしい。
「お母さん業界新聞」とは
「お母さん業界新聞」では、お母さん記者(MJ=マザージャーナリスト)たちが、生活に密着したさまざまな情報を、ウェブとペーパーで発信。『お母さん業界新聞ウェブ版』は日々更新され、紙媒体の『月刊お母さん業界新聞』(10万部)も毎月10日に発行しています。
『お母さん業界新聞』のコンセプトは、「お母さんの視点」=マザージャーナリズム。「お母さん」、またはお母さんのように「子どもたちにとって、本当にいい社会をつくっていこう」という理念に共感する人を、お母さん記者(MJ記者)とし、MJ記者が書いた記事を世界に発信しています。
■藤本さんの想い
・何だかわからないけど、新聞を作ってしまった。社会と自分が遠いところにあるような気がして「私はここにいるんだぞ!」と言いたかったのかもしれない。初めは会社でなくてもいいと考えていたが、サークル活動では「世の中」に通用しない、それが悔しくて会社を立ち上げた。そして、人と人を繋げるツール(ソフト面)としてつくった。
・「あっぱれ元気な女の夏祭り」ということで、お母さんのビアガーデンを横浜で行い、3000人が集まった。そこで、ビールの缶にラベルを入れ、1500本を完売。凄く楽しかった。
・午前中は講演をし、夜はTUBEのコンサートと、好きなことをやっているから健康でいられるのだと思う。
・この新聞は今までにはない新聞で、20年前の情報誌は、情報がない時代だったが、しかし今ではどこにでも情報があり、どの情報を選ぶかという時代。こういう時代に情報誌を出すということは、本気でやらないとダメ、地球規模で考えていては紙の無駄になってしまう。
自分の娘の2人目の子供が流産だとわかったとき、その担当だった先生は「自然なお産を待ちましょう」、「自分を責めてはダメ、私のところに授かってくれてありがとうって思いましょう」と仰った。そして娘は自然な出産を迎え、竹富島の海に赤ちゃんを帰した。まるで赤ちゃんが海で泳いでいるようで、娘も、“ありがとう”と、数日間でも、一緒に居ることができて良かったと言っていた。今までこれだけのことをやってきて、「何をしてきたんだろう」と、頭をガツンと打たれた気がして、改めて、本当に必要な情報誌を作ろうと思った。
・お母さん大学は“心”の中にある。こんなに教育が充実しているのに、お母さんになるための教育がないのはおかしい。この新聞は、情報をネットで検索できるようなことは書かれてはおらず、お母さんの繋がりなどが書かれています。この新聞を見たら「こうやって子育てすればいいのか」と元気がでてくる。未来のために、そして子供が元気になるために、大人に何ができるか。お母さんがいい笑顔になればと願っている。
・この新聞は、全国のお母さんが7万部配布してくれて、全国に置かれています。そして、新しいビジネスモデルを作れないかと思い、敢えて広告も無く、企業等に購入してもらうなど新たなビジネスモデルを展開中。
■ 最後に・・・
お母さんを支援するという言葉は、好きではありません。支援というお母さんを弱者のように扱って欲しくはない。お母さんは神様と同じくらい凄い仕事をしているのだから。母親は決して弱者ではなく、母親こそ素晴らしい存在です。もっと、母親の能力や価値を認め、生かせる社会を、と言いたい。
そして、若い世代の人が、「早く結婚して、早くお母さんになりたい」と思えるような世の中にしたいです。と、藤本さんは仰いました。藤本さんのお話を聞いて、“お母さん”というイメージが変わったと思われた方も少なくはないのでしょうか?これから、どんどんそういうお母さんが増えていくといいですね!
藤本裕子:1989年『トランタン新聞』を創刊。
1995年トランタンネットワーク新聞社設立。子育てや教育をテーマにした情報誌制作、イベント、保育園、たまり場、まちづくり事業など18年間にわたり子育て支援活動を展開。母親向けの講演会を開催するほか企業や行政に研修やコンサルテーションを行う。
2002年大阪市の教育情報誌『教育大阪ビーボラビータ』の編集長に就任。一昨年、健康情報誌『ヴィサン』の編集長に就任。「シニアファッション研究所」を設立。今春「お母さん大学」設立と同時に、百万母力の子育て情報紙『お母さん業界新聞」をウェブと紙で創刊し、精力的に活動中。
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■さくら塾フォーラムとは?
産官学民色々な立場の参加者が分け隔てなく自由に意見を出し合える、それがさくら塾フォーラムです。参加希望者は随時受け付け中です。
美味しいお茶を囲みながら、真剣にそして楽しく佐倉のまちづくりを話し合いましょう。
日時 : 毎月第4水曜日 18:30より ※途中参加大歓迎!
参加費 : 500円(お茶代+軽食代込み)
参加方法 : 席数に限りがありますので、メールやお電話にてご予約を必ずお願い致します。
sakura@com-j.jp
さくら塾事務局・株式会社高千穂ネットワーク(事務局委託先)TEL. 043-486-1101
場所 : こみゅにてぃさろん佐倉茶屋 千葉県佐倉市田町76-1 (国立歴史民俗博物館前)
http://www.com-j.jp/chaya/access.html
※お車でお越しの際、高千穂ネットワーク店頭、又はお客様専用駐車場をご利用ください。
STaD TV webは「まちづくりメディアSTaD」誌面との融合型映像配信サイト!北総エリアのまちづくり情報をお届けします。
佐倉を学ぶ:『お母さんの笑顔は、まちを元気にする』~第74回さくら塾フォーラム~ | トピックス | すたっとTV
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