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いきいきライフ

いきいきライフ「ミントの会」vol.1 2007年6月

2008/09/23

香りだけでなく、効能が注目され、現在では生活の中で身近に活用されているハーブ。町民協働型で新たに歩み出したハーブのまち・酒々井から、ハーブ愛好家サークル「ミントの会」をご紹介します。

「ミントの会」齋藤明子会長にインタビュー。

5月の第2金曜日、しすいハーブガーデンに「ミントの会」の姿がありました。会員の皆さんの手にはハーブ図鑑。この日はガーデン内を散策し、顧問である酒瀬川芳子さんのガイドで、ガーデンに咲くハーブの特徴や効能などを学んでいきます。
ミントの会は、昨年6月に発足。公民館主催事業「しすいタウンカレッジ」ハーブ講座の受講生の有志たちが、ハーブをもっと自分たちで楽しもうと結成しました。会員の大半は主婦の皆さん。ハーブを家庭の中に取り入れたい、園芸が趣味という方など、現在24名で活動しています。この一年は、「ふるさとまつり」や「生涯学習フェスティバル」で、手作り品の販売とハーブ喫茶を行うなど、イベント参加型の活動が主体でしたが、今年度からは改めてハーブという薬草について学んでいこうと、基本に立ち返りながら、活動を計画しています。この日のガーデン散策では、ハーブは葉の裏側に匂いの粒がある。ルバーブは、葉の茎の部分を刻んで砂糖と煮てジャムにできる。フェンネルは、体の脂肪を除去するダイエットハーブといわれている。名称の呼び名が国によって異なるなど、ハーブの基礎から効能や活用法まで幅広い説明があり、質問をしたりメモをとるなど、皆さん熱心に話を聞いていました。いつも訪れているガーデンにも関わらず、新たな発見や驚きがあり、ハーブの奥深さに改めて感激したようです。
ガーデン散策の次は、寄せ植えに挑戦。料理用や観賞用など、自分の目的にあった好きなハーブ5種を選んで鉢に植えていきます。背の高い苗を後ろに、長く這っていくものは手前に置き、正面を決めてバランスを見ながら植えていきます。自分の鉢を眺めては皆さん顔をほころばせていました。そして作業が終わると、お茶の時間。ハーブサークルならではの、アイスハーブティーを用意。また、会長の齋藤さんによるお手製豚汁と、きゅうりの漬物もふるまわれ、会員同士お喋りも一層弾みます。発足以来、会員が一名も辞めていないのは会の自慢。「会員の皆さんが本当に人柄が良く、こちらからお願いをしなくても用意をしてくれたり、進んで行動を起こしてくれます」と、齋藤会長は嬉しそうに語ります。
ミントの会では、和気あいあいと楽しく活動できることを一番に心がけており、今後の活動内容も会員から要望を聞き、押し花や料理、染物など、皆の意見を反映した講習を多く予定しています。また、自分たちの楽しみだけでなく、ガーデンの草取りも、毎月ボランティアで行っており、こうした皆さんの取り組みが「ハーブのまち・酒々井」の追い風となって、香り高い町へと築き上げていきそうです。

(問)ミントの会 会長 齋藤さん
 043(496)1716