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いきいきライフ

いきいきライフ「佐倉男声合唱団」vol.2 2009年2月

2009/01/29

佐倉男声合唱団は1978年5月、現団長である岡谷晃さんの呼びかけで発足、2008年に創立30周年を迎えました。新年1月18日(日)には、佐倉市民音楽ホールで「創立30周年記念演奏会」を開催します。

本番一ヶ月半前の練習日。開始時刻の午後8時、室内は既に熱気を帯びています。約30名の団員が所狭しと並び、スペースをフルに使って練習に臨みます。まずは発声練習からスタート。創立当初からの指揮者である篠田征久さんが指導にあたります。練習前の和やかな雰囲気
から一転、皆さん真剣な表情で篠田さんの指導に耳を傾け発声を繰り返します。歌の練習では「忍路」、「また月夜」、「夏になれば」、「秋の恋人」など、これまで演奏会で発表したことのある馴染みの曲をピアノ伴奏者、小山さんの音取りで進めます。「他のパートの音をよく聴いて!」、「聴いてくれる人は、こんなんじゃ感動しないよ」など、何度も歌った曲でも篠田さんの檄が飛びその都度、歌い直します。後半は、記念演奏会で初披露となるミサ曲「Kyrie eleison」に初挑戦。まずはパートごとに念入りに練習。「主よ、憐れみ給え」の意味が示すように荘厳で難易度が高く苦戦気味です。「発音をしっかり、気持ちを合わせて」と、日頃から聞かれる指導だけでなく、「天空から光が差し込むような歌い方で!」、「宗教・宗派を越えた素晴らしさを感じて歌って
欲しい」といった、曲の持つ意味合いが強く伝えられました。
佐倉男声合唱団は、佐倉市を中心に成田市、四街道市、千葉市在住者などが所属し、50代から最高齢84歳の方までが練習時間を共有しています。創立当初からの団員を始め、70歳から始めたという方や最近入団した方など様々ですが、皆さん週に一度の練習を何よりも心待ちにしている様子。仲間もできて歌が生きがいと目を細めます。男声合唱は、男性の声のみで4つのパートで形成。織り成すハーモニーが魅力です。練習室の壁には、本番まで練習11回
と書かれた紙が貼られ、演奏会への意気込みが感じられます。「お客様に楽しんで頂きたい」が団員一同の願い。不安材料が自信に変わるよう練習は更に力が入ります。皆さんもぜひ30周年を彩る佐倉男声合唱団の歌声を楽しみませんか。

(問)佐倉男声合唱団
事務局長 兼島さん
TEL 043(463)7103