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市民公益活動団体紹介

市民公益活動団体紹介「NPO法人四街道こどもネットワーク」vol.1 2007年10月

2008/08/26

前身は四街道おやこ劇場。NPOの認証を受けて5年。子ども自らが育つことを応援するために、地域の人と関わりを持ちながら、幅広い活動を行っています。今回は「休日体験教室/出会い・体験・夢ひろば」に伺いました。

子ども達の楽しい科学実験をご覧下さい。

「貧乏さんと科学であそぼう!」と題された体験教室。四街道の貧乏さんの愛称で親しまれている任海正衛さんを講師に迎え、子ども達が工作に励み、遊び心溢れる科学実験に挑戦しました。この日は、夏休み最後の土曜日ということもあり、会場の四街道地区コミュニティセンターには約15組の親子が参加。まず始めの実験は「空気抵抗を利用したネコの着地実験」。ネコを模った紙を切り抜き、足を交互に折り曲げて上から落下させると、不思議。ネコがくるくるっと回転し、きちんと足から着地します。子ども達は大喜び、何度もネコの着地を楽しんでいました。手作り工作は、任海さんによって、次から次へと紹介されます。折り紙で作った「かぐや姫ロケット」や、和紙に重りを付けて飛ばし、木の種子が飛んでいく様子を表現したり、ブーメラン作りにも挑戦しました。
理事長の白谷さんは「最近は自分の感情をうまく出せない子が多い。体験型の取り組みに参加することで、徐々に気持ちが開放され、来た時と帰る時では表情が全く違う」と話します。この日も一つ一つ作品を作り、体験を重ねる度に、子ども達の表情が豊かに生き生きとしていきます。一緒に参加したお母さんやお父さんも、手伝いながら楽しんでいる様子。中々、子どもとじっくり遊ぶ時間がとれない保護者にとっても、体験型の催しは我が子とコミュニケーションをはかることのできる良い機会であり、自宅遊びの参考にもなります。
科学遊びのクライマックスは、ペットボトルロケット。ロケットに仕立てたペットボトルに水を入れて空気圧で飛ばすというもので、オリジナリティ溢れる個性的なデザインのロケットが、子ども達の手によって発射されます。どの子も空気を入れる時は力を振り絞って必死。力が足りない時には保護者がフォロー、ここでも親子二人三脚の姿が見られました。勢い良く飛ぶものや真上に飛ぶもの、また木の枝にひっかかったりと、ロケットの行方は様々。それでも子ども達は大満足の様子。何度も列に並んで挑戦していました。
四街道こどもネットワークは、体験教室の講師に出来るだけ地域の方を迎え、地域社会全体で子どもを育くんでいける環境作りを大切にしています。子どもの頃に沢山の出会いを経験し、地域の大人や同世代の仲間と一緒に過ごすことで、心身の成長に繋がればと期待しています。体験教室の他にも、表現活動や演劇鑑賞といった文化活動、小さい子を持つお母さん達のたまり場を設けた子育て支援にも力を注いでいます。
地域の中で子ども達がキラキラと輝きながら過ごせるように、四街道こどもネットワークは、今日も子どもの成長を後押ししています。

(問)NPO法人四街道こどもネットワーク
 043(423)5381