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市民公益活動団体紹介

市民公益活動団体紹介「こどものあしたプロジェクト」vol.2 2007年9月

2008/08/26

文字通り、こどもの明日を考えて活動するプロジェクトです。プロジェクトという言葉が示すように、単体ではなく、複数の団体が一つの目的に向かって活動しているのが特徴。第一弾として、8月26日に佐倉市民音楽ホールで、ミュージカル「はだしのゲン」を公演します。

プロジェクトメンバーの意見交換の模様をご覧下さい。

「こどものあしたプロジェクト」は、地元佐倉市から、NPO佐倉こどもステーション、NPO子どものまち、NPO法人ワーカズコープなど、子育て支援や子ども達の交流活動を行っている団体などが主に参加。佐倉市以外にも四街道市、酒々井町、八千代市など、近隣から志を同じくする仲間が集結、今春に立ち上げ、現在約15団体で活動しています。
このプロジェクトの第一弾となる活動が、ミュージカル「はだしのゲン」の佐倉公演。平和の尊さは勿論、家族の絆を描いた作品で、命の大切さについて、家族で考えて貰いたいと、佐倉公演を企画しました。
木山事務所によるミュージカル「はだしのゲン」は、1996年の初演以来、今年で399回の公演を数えるロングランの作品。ニューヨーク、ソウル、ポーランド、広島など国内外で公演を行っており、大きな感動を呼んでいます。完成度の高い作品を一人でも多くの人に鑑賞して貰いたいと願う一方で、公演料が大きい作品の主催を単体で運営していくのは厳しい。複数の団体で構成されたこどものあしたプロジェクトでは、日頃各々が自分達の活動を行っているからこそ、それぞれの強みを活かしながら、運営を進めていくことができます。打ち合わせが行われたこの日も、公演に企業が協賛してくれるためには、どのような提案が良いのか、企業の負担にならないタイアップの形はないかなど、意見が交わされました。プロジェクトの実行委員長であり、八幡台自治会長や臼井地区社会福祉協議会の事務局長も務める左奈田雄一さんを始め、兄を戦争で亡くしたという方や地域で活躍するファイナンシャルプランナーなど、テーブルについた顔ぶれは多彩です。話し合いの中で提案されたのは、こどものあしたプロジェクトの文字の入った小さなシール。名刺に貼ることができる大きさで、企業にシールを買って頂き、名刺や商品に貼って貰うことを意図して作られました。シール一枚の価格については、どのくらいの設定が良いのか、プロジェクトでなく、基金という言葉を用いた方が意味合いが明確になるのではないか、また、寄付金がどのような形で使われているか、情報を発信していくことの大切さについてなど、様々な意見が出されました。その一つ一つ全てに普段、一団体として活動している中での経験値が反映されていることが伺えます。一団体では限界であっても、多数の団体がネットワークを組むことで、可能なこともあるのではないか。子ども達の未来のために、今できることは何かを考え、こどものあしたプロジェクトは、この夏「はだしのゲン」から本格的に始動しました。
人と人との触れ合いが少なく、情操性が失われているように映る現代っ子たちに、公演を通して子どもと大人が、家族が、心通い合うきっかけ作りになればと、メンバー一同思いを一つに活動に励んでいます。

(問)こどものあしたプロジェクト事務局
 043(487)1655
(NPO佐倉こどもステーション内)