四街道市の花であるサクラソウ。このサクラソウを、より多くの市民に楽しんで貰おうと、普及活動を行っている四街道サクラソウの会をご紹介します。
活動の様子を会員の方のお話を交えてお伝えします。
平成13年、四街道市が市制施行20周年を記念して、市の花を市民アンケートで募集したところ、サクラソウに決定。4年後の平成17年、サクラソウの普及活動を目的に、市が会員の募集を行ったのが四街道サクラソウの会の始まりです。現在では、運営母体を市から会に移行し、約90名の会員で活動を行っています。
この日は、市役所の裏手にある花壇の整備や春に咲かせるサクラソウの芽分け、植え込み作業などを行いました。春を思わせる陽気の中、会員10名が集合。穏やかな日和も手伝って、会員同士のお喋りも一層弾みます。会員の9割は四街道市民ですが、園芸が趣味の方やサクラソウのファンなど、佐倉市や印西市、千葉市の会員もいます。代表の仲田さん自身も熱心なサクラソウ愛好家の一人。自宅の庭では、約250種類700鉢を栽培。多種多様な花の姿に魅せられて、18年間サクラソウの栽培を行っています。この日の作業でも、名実ともにリーダーである仲田さんに、会員の皆さんが一つ一つ判断を仰ぎながら作業を進めていく姿が見られました。芽分けは、なるべく同じ大きさの芽同士で分ける、植え込みは、咲いた時に花がぶつからず綺麗に咲き揃うように、芽の向きを同じ方向に植えるなど、仲田さんのアドバイスが作業の随所に活かされます。そんな会員の皆さんの手がけたサクラソウは現在、四街道市役所と四街道総合公園で見ることができる他、市内の学校にもプランターで配られる予定で、4〜5月の連休ぐらいまでが見頃となりそうです。また、市内にはサクラソウの自生地がないことから、自生ができそうな環境に、原種に近い品種を植え込み、サクラソウの名所をつくる活動も進行中。そして、4月23日から27日まで、市役所1階ロビー、イトーヨーカドー四街道店、市内公民館で、サクラソウの展示会を行います。会員達が手塩にかけたサクラソウの展示は、見るものだけでなく何より会員自身が一番の喜びに包まれる瞬間であり、開花の感激が更なる活動への大きな励みに繋がっています。展示会では賞も設けられ、会長賞や特別賞などの他に努力賞もあり、園芸の初心者からベテランまでが皆、志を同じく出品できるようにと、仲田さんの心遣いで企画されました。また、仲田さんの自宅でも展示会を開催。会の展示に先駆け、4月19日から21日まで庭を開放します。
色とりどりで表情豊かなサクラソウを目にした市民が、明るく温かい気持ちに包まれ、市の花を知ることで、故郷を愛する気持ちを持って貰えたら、というのが会員一同の願いです。
サクラソウの花言葉は「希望」。四街道市の春は、会員達が愛情たっぷりに育てたサクラソウが市内を彩り「希望」の花を咲かせます。
(問)四街道サクラソウの会
高橋さん 043(422)3299
STaD TV webは「まちづくりメディアSTaD」誌面との融合型映像配信サイト!北総エリアのまちづくり情報をお届けします。