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市民公益活動団体紹介

市民公益活動団体紹介 「介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪」vol.2 2007年3月

2008/08/26

楽しんで頂くだけでなく、身体機能の低下を予防することが目的。仲間作りをしたい高齢者などを対象に開催している「介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪」の催しから、12月の活動を取材しました。

催しの参加者に感想を聞いてみました。

朝9時半から、会場である佐倉市の志津コミュニティセンターには「介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪」の催しに参加するお年寄りが続々と集まり、受付スタッフも大忙しです。「お元気ですか?」「お変わりないですか」などの声かけが、参加者への心遣いを感じます。この日の参加者は46名。佐倉市を中心に、成田市、八千代市、千葉市、中には都内から足を運ぶ方もいます。
「介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪」は発足して2年。集うことでなく、寝たきりにならないための介護予防を一番の目的に、脳や身体の活性化をはかる企画を盛り込んだ催しを毎月開催。スタッフが季節感を大切に、夏には流しそうめんや和太鼓演奏、玄米ダンベル体操、秋には体力測定や風船バレー、親睦をかねた九十九里浜一泊旅行など、月ごとに毎回趣向を凝らした内容で、常に3ヶ月先の企画まで計画している充実ぶりです。取材で伺ったこの日は、12月ということもあり、クリスマスにちなんでプレゼント交換が行われました。プレゼントは参加者各自が用意。手作り品、または500円以内の品物で、会の催しに参加しての感想が添えられています。「線路は続くよどこまでも」の歌にのせて、プレゼントを皆で回しました。途中リズムが狂い、プレゼントがうまく回らず、笑いが起きるなど、終始和やかな雰囲気です。プレゼントがいきわたると、添えられたメッセージを一人ずつ朗読。「今年も一年間、楽しく過ごすことができました」「おいしいおやつやバス旅行、楽しかったです」「スタッフの皆さんに感謝します」などの感想が読み上げられました。そして、今回のメインイベントは、佐倉市市民カレッジから誕生したサークル「佐倉市民カレッジコーラス」と「カレッジ8ハーモニカグループ」の皆さんによる合唱と演奏。地域で活動する市民団体を積極的に招いているのも特徴です。ハーモニカや尺八の演奏を聴いたり、季節のうたなどを合唱しました。一日飽きずに過ごせる充実度の高い内容は、参加者にも大好評。「もっと活動を増やしてほしい」とのリクエストから、毎月の催し以外にも、折り紙や絵手紙、歌声、囲碁、将棋など、多数のカルチャー教室も開催しています。
「無償のボランティアではなく、有償で会費を頂くことで、中身の濃い、参加者に喜んで頂ける充実した催しを提供できるよう心がけています」と、事務局の大岡さん。スタッフは、全て福祉に関わる資格保持者で構成されており、専門性と信頼性の高いケアが自慢です。3月6日には、スタッフ・参加者募集説明会を志津コミュニティセンターで開催。家に閉じこもりがちなお年寄りや、仲間作りをしたい方などに、参加を呼びかけます。参加者の中には「会の催しに参加したことをきっかけに、生きる気力さえ失いかけていた夫が心身ともに健康的になり、毎回心待ちにしている」と感慨深く話す方もいました。
「介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪」は、誰もが迎える高齢期を少しでも長く健康で元気に過ごすことができるよう、文字通り元気と希望の輪を広げる活動に邁進中。4月からは、スタッフが自宅に訪問する介助サービスを開設します。

(問)介護予防のための元気ふれあいクラブ希望の輪
 大岡さん 090(9139)495