10月5日に行われた「四街道市長選挙」で、四街道市の新たな舵取り役となった小池正孝市長に、就任の気持ちや今後の抱負について、お話を伺いました。
「余り気負いはありませんでした」と、初登庁の気持ちを語る小池正孝新四街道市長。千葉市との合併問題以来、志を同じくする多くの仲間と日頃から活動を共にしてきた事が今日に至ったと話します。
9月上旬に出馬表明。満足な選挙準備期間も得られない短期決戦の中、市民活動団体のネットワークが精力的に街宣活動を展開。短期間だったからこそ良い形でエネルギーを集中でき、自分への期待より8年間に渡る前市長の市政への批判票が集まった事が勝因と市長選を振り返ります。今後は、ハコモノ建設より福祉面に手厚く予算を組むなど、市民の意向を一番の判断基準に政策を進める方針です。自身が反対運動代表の一人であった「地域交流センター建設問題」が白紙となった現在、建設予定地であった土地の利用は市から計画を提案するのでなく、市民の皆さんにアイディアを出して頂く考えです。様々な要望の集約は難しいですが、市民の望む土地利用を実現していきたいと展望を語ります。また、四街道の自然環境について、戦後に開拓者が開墾した歴史を持ち広々とした畑の景観を誇る北側と、谷津田や里山といった昔ながらの原風景が息づく南側の、一つの市の中に変化に富んだ自然環境があるのは大きな魅力で財産と自負します。この素晴らしさをより多くの方に伝える為にも、観光資源として活かし収入に結びつける事ができないかと思案中。今後は自然を脅かすような大規模開発は行わず、約10万人のまちとしての歩み方を目指します。皆で知恵を出し合い、農業者には四街道ならではの独自性溢れる農業を、商業者には四街道に来なければ買えないといった土産品開発など、四街道ブランド作りを各分野で目指して貰う事を期待しており、自給自足・地産地消といった自分達の知恵と努力で生きていくまちをビジョンに掲げます。2度に渡る住民投票で、自らの努力でまちを運営する、税金の無駄遣いを排除する意思を示した「市民のまち」だからこそ、市民の思いや願いに沿ったあたたかみのある市政運営を実現していきます。市民の皆さんにも他力本願でなく、自ら市政に参加する積極的な姿勢でまちを良くする為の努力を行って頂きたいと切に願います。
「市民が主役」を掲げた市民協働のまちづくりを目指す小池市政が開幕。市政の流れを変える事ができるか、その実現は市長だけでなく市民にも委ねられています。
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