事務局の桑原さんにお話を伺いました。
大型店舗が次々とオープンし、街並みが急速に変貌を遂げる千葉ニュータウン。5月、国道464号線沿いに立つ商業者が手を結んで「印西牧の原駅圏進出企業懇話会」が発足、大きな話題を呼んでいます。目的は、企業間の情報交換と地区の環境増進。多数の商業施設出店に伴い、週末ともなると渋滞が激しい国道464号線。印西市の呼びかけで関係者が集まり、交通渋滞対策の話し合いが持たれる中で、商業者が連携して取り組もうと意見が一致し、会発足の契機となりました。ショッピングセンター牧の原モア、ジョイフル本田、サンキ、カワチ薬品、スポーツデポ、ケーズデンキ、メガマックス、そして、今秋オープン予定のBIGHOP。これらを運営する8社で会を結成。商業振興を目的とする共同販促事業、環境美化をはかる花いっぱい事業、交通対策事業を主に掲げます。まず最初に取り組んだのが、改善が急がれている交通渋滞。その対策の中心として、シャトルバスを導入。9月から来年3月までの半年間を実証実験期間と位置づけ、運行を開始する予定です。ルートは、電車で訪れるお客様も考慮し、印西牧の原駅を発着として、各店舗を巡回。運行は混雑する土日のみで、国道をなるべく利用しなくて済むようにと、各店舗の駐車場をできるだけ繋げてルートにしているのも連携ならではの効果です。運賃は無料。運行にあわせて利用実態調査も行い、利用者の声に耳を傾けながら、試験運行に取り組んでいきます。
会発足の半年前から準備会を進め、会員一同多忙を極める中、毎月定例会を開催してきました。「互いに競合してお客様を取り合うのではなく、地域全体が共同事業を行う事で、より広域から多くのお客様に足を運んで貰えたら」と、事務局の桑原さんは期待します。大型店舗が足並みを揃えて会を設立するのは全国的にも珍しい。国道464号線に立地する商業者が手を携えることで、何度も訪れて頂ける魅力溢れる商業地域を目指して、この秋、会が本格的に歩み始めます。
シャトルバスは、「多くの人に愛される商業地域」という、共通の夢をのせて9月下旬から運行する予定です。
問)印西牧の原駅圏進出企業懇話会事務局
(千葉ニュータウンセンター)
0476(46)5811
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