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とみさとチャンネル「富里市長に聞く!」vol.2 2007年11月

2008/12/16

7月の富里市長選挙で再選を果たした相川堅治氏。
様々な課題を抱える中、二期目となる市政運営はどのように取り組んでいくのか聞いてみました。

相川堅治市長のインタビュー後半をお伝えします。

Q1.改めて市長就任のお気持ちをお聞かせ下さい。
皆様から引き続きご支持を頂きまして、本当に嬉しく思っています。現在、地方行政を取り巻く環境は非常に厳しく、財政的に大変な時期を担わなくてはいけないという責任も重く受け止めています。

Q2.二期目はどのような市政を運営していきますか?
今は特にソフト面の重要性を感じています。やはり福祉と教育にしっかり取り組んでいかなくてはいけない。私は、グローバルリテラシー(Global Literacy)を大切にしています。これから世界中に飛び立っていく富里の子ども達に、英会話のできる人に育って欲しいという夢があります。私みたいに英語が話せない大人にならないように、子ども達の英語教育には力を入れていきたい。福祉に関しては、人として自然に暮らすことができる富里でなくてはいけない。年齢、男女、障害のあるなしに関わらず、皆で一緒に富里市を作ることができるようにしていきたいと考えています。
今回、選挙に際して公約を作成する時、市民も公約に対しては非常に厳しい目を持って見ていますので、誇張のない実現できるものを前提に作りました。努力すればできるという思いで掲げたのが、行財政改革の徹底、英語教育の支援、医療施策の充実、安全・安心の教育環境整備、市民協働によるまちづくり、合併問題への慎重な取り組み、活力ある臨空都市の実現の、7つの項目ですので達成に向け邁進していきます。
Q3.合併問題に関してはどのように取り組んでいきますか?
やはり合併問題は色々な面で検討していかないと、エネルギーをかけただけで終わってしまう場合も多い。私の考えは、住民の意思のない合併はしない。最初から約束しているのは住民投票を行うということ。自治体同士が合併して、人間の心同士が合併していないケースが多く見受けられます。お金単位での合併は疑問ですので、住民の意思を十分に把握してから進めていきます。合併の条件がわからないといけませんので、合併協議会を発足して成田市との合併後の姿を皆さんに繰り返し説明しながら、後に住民投票を行いたい。そして、成田市民と一緒になるんだ!という富里市民の意思のもと、成田市と合併できたら良いと思います。市民の意思を尊重しながら、最終的には住民投票を行う考えです。

Q4.富里市の将来像は?
富里市は色々な発展性のあるまち。インターチェンジもあることから、成田空港周辺地域における東京方面からの玄関口でもあります。市では現在、三つの拠点作りを行っています。にぎわい核、ふれあい核、そして農業地域。特に南部の農業地域は、非常に素晴らしい農家が多く、跡取りも豊富です。ここは日本でも重要な農業地域であり、千葉県も振興に力を注いでくれています。その地域性を大切に、バランスのとれた市にしていきたいと考えています。
全国各地からランナーが集結するスイカロードレースでは「富里の人達は優しい・親切」という声を頂いています。やはり、思いやりのある人達で溢れるまちにしたい。外から見られた時に「人が優しい富里」でありたいですね。
これからも市民の考えに真摯に耳を傾け、相談しながら、市民とともに市民協働のまちづくりを実現し、皆さんと一緒に優しく素晴らしいまち・富里市を作っていきたいですね。