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佐倉市青菅でアイガモの放鳥が行われました!

2017/07/31

6月10日(土)、佐倉市青菅にある「三門農園」でアイガモの放鳥イベントが行われました。
 「三門農園」では、農薬や化学肥料を使用しない安心・安全の米作りを実践しようと、平成6年からアイガモ農法に取り組んでおり、毎年アイガモを田んぼに放す際には、一般の方々を迎えて放鳥を行っています。
 この日は、佐倉市内外から約30名が参加。始めに「三門農園」代表の三門増雄さんより挨拶があり、アイガモが雑食で草や虫を食べることから、除草剤や殺虫剤を使用せず、また、アイガモの糞が肥料となる為、化学肥料を使用しない、環境にやさしい農法であることなどが説明されました。
 放鳥されるアイガモは、生後30日余りの約80羽の雛。参加者はアイガモを一羽ずつやさしく抱き上げ放鳥していきます。田んぼに放たれた雛は、最初足取りがおぼつかないものの徐々に慣れていき、集団で泳ぎ始めると、夢中になって餌を食べ続けていました。その様子に参加者たちは目を細め、「可愛い~」と声を漏らしていました。
 昨年、隣接する住宅地に越してきたばかりの家族連れは、「こんなに近くでこのような取り組みをしていることを初めて知りました」と驚きの表情。今年で4年連続参加となる小学5年の男児は、「抱きかかえた時、雛の心臓のドクドクする音が聞こえた」や母親も「体温の高さに命を感じて癒されます」と、毎年貴重な体験に感慨深げです。

 アイガモは、この後8月初旬の穂が出始める前まで田んぼの中を自由に泳いで過ごします。放鳥から一週間程は、特にカラスの被害に遭うことが多く、また、電柵を設けているものの、タヌキやイタチに襲われることもあり、毎日の注視がかかせません。
 三門さんは、放鳥イベントを通して今後も皆にアイガモの成長を見守って貰い、環境にやさしい安心・安全の米作りについて、理解を深めて貰えたらと願います。秋には収穫祭も開催する予定。秋の実りを堪能してみませんか!
(問)三門農園 TEL:043-487-6959

撮影:本田基令さん(佐倉市在住)