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ユーカリ Enjoy Style すてきなユーカリ人

すてきなユーカリ人vol.41「人に必要とされることが私の幸せ」ユーカリが丘在住 秋田 美智子さん

2012/02/29

メディカルメイクアップ アソシエーション 
認定講師 秋田 美智子さん

 迎える表情は穏やかな笑顔。患者さんが悩みを打ち明けやすいように、会話には笑いがあふれています。常に周りに気を遣い、人に話しかけるその姿は、かつて中学校の保健体育教員として勤務していたことが生かされています。
 中学校の教員も楽しい仕事でしたが、40歳を過ぎた頃、定年後の自分を想像したら、何かもう一つ別の物を極めたいと考えました。母から「常に綺麗にしていなさい」と教えを受けていたこともあり、メディカルメイクの道へと進みます。
 メディカルメイクとは病気や怪我などで出来た皮膚変色を医療の補助手段としてカバーするメイク術。現在は全国の大学病院皮膚科などで施術してもらうことが出来るようになりました。皮膚変色で悩む人達にとっては何にも代え難い味方です。
 教員の仕事とメディカルメイクの勉強を両立しながらのスタート。あと少しで定年を迎える頃、やればやるほどメディカルメイクは片手間では出来ないと感じ、早期退職を決意しました。
 東日本大震災ではメイクをする女性に対しての批判を聞き、いてもたってもいられず、被災地へ。メイクは女性にとって洋服と同じ。人に必要とされたいと願う秋田さんの思いが支援活動へと導きます。日本財団の助成事業となったメディカルメイクの活動は、被災地にメイク道具を届けたり、仮設住宅でメイク講習会を行います。女性達はお化粧をすることにより、目の輝きを取り戻し、気持ちも上向きになりました。同じく日本財団の助成事業を行う「さくらサポート」にも所属する秋田さん。「さくらサポート」では、退職した教員がチームを組んで被災地に行き、定期的に石巻市の小学校で、児童や先生の話を聞くメンタルサポートを行っています。
 人の心を察する秋田さんの教員としての資質とメディカルメイクの効力が生かされています。「自分らしい自分でいられるメディカルメイクを教えることは天職」と語る秋田さんは、メディカルメイクの技術を地域医療でも広めていきたいと意欲的です。
(ライター/STaDサポーター・YUMI)

(問)秋田 美智子さん TEL.090-5764-1787
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