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ユーカリ Enjoy Style すてきなユーカリ人 | TVチャンネル | すたっとTV

ユーカリ Enjoy Style すてきなユーカリ人

ユーカリチャンネル「小原流師範 土屋登瑞さん」  2008年9月

2008/08/31

華道とギャラリーがもたらした出会い。
人生を豊かに交流の花を咲かせています!
毎週木曜日、土屋さんの自宅では「小原流いけばな教室」が開催されています。師範の土屋登瑞さんは、25年前ユーカリが丘に街の発展性を感じて転居、同時期に始めたいけばな教室も同じ年月を数えます。教室には20歳から70歳代までの生徒が参加。各々が自分の好きな時間に訪れ、ほぼマンツーマンで指導が施されます。花材や生け方の説明を行った後は、生徒一人一人の個性を大切にして見守ります。作品は生ける者の心を映す鏡。作品を通して、生徒の心や体の状態を気遣う時もあるとのこと。花を生ける技術だけでなく、縁あって出会った仲間だからこそ、ふれあいを大切にした心通う教室を心がけています。そんな教室の雰囲気と、無理なく通うことができる気軽なスタイルも手伝い、生徒の大半が開催当初から続けているメンバーです。チームワークの良さから、2000年には生徒を中心としたボランティアグループ「花工房リーベ」を発足。独り暮らしの高齢者に配食サービスを行っている団体と連携し、弁当と一緒に季節の花を使ったフラワーアレンジメント作品を届ける活動に取り組んでおり、お年寄りの喜ぶ表情から大きな力を貰っています。また、患者のリハビリを目的としたいけばな講習も行っており、華道を活かした活動が年々拡がっています。
2年半前、隣りの家が空いたことが発端でギャラリーを開設。人々の交流の場となることを願いドイツ語で「愛」を意味する「Liebe」と命名。いけばな、絵画、パッチワーク、刺繍、写真等の多彩なジャンルの作品展を始め、サークル活動、憩いの場としても多くの方に利用され、地域における文化芸術の発信と交流の拠点となっています。「ギャラリーを開設したことで多くの出会いが生まれ、やりたいことや活動の幅が拡がってきました」と、笑顔で語る土屋さん。いけばな教室主宰者だけでなく、10を数える流派約260名の会員で構成される佐倉市華道連盟会長の顔も持ち、この秋は恒例の佐倉市民文化祭華道展に向けて大忙しです。
華道から始まった人と人との交流は、ギャラリーLiebeの誕生で、土屋さんの人生をより豊かなものにし、ふれあいという名の大輪の花を咲かせています。
(問)ギャラリーLiebe(リーベ)TEL043―461―9004